山添村鵜山の真福寺境内墓地で見かけた摩訶不思議な六体地蔵さん。
大和高原東部を占める山添村はその鄙びた景観や、石造文化財が数多く残され、事ある度に訪れる処。
そんな山添村最東端、名張川右岸丘陵地に位置する鵜山は、県境を接する三重県名張市にも同じ地名の鵜山が在って戸惑ってしまう。
多分昔は一つの集落だった事だろうに・・・・一体何が有ったのか?近くには同じ地名で県境を挟んだ集落がもう1ヶ所有るのを知っている。
風光明媚な棚田の上部尾根に家並を連ねる鵜山の入口近く、小さな田舎寺の真福寺があり、墓地入口こんな妙な4/2の
六体地蔵が並んでいる。
石仏は取り立てて、どうのこうのと言う程のものでは無く、一体づつ見てもてんでバラバラ、何らかの理由で寄せ集め、六体にして体裁を整えたのかも知れない。
四体が単尊で、残り二体がこの双体地蔵で間に合わせて居るみたい??
往時の村の有り様が偲ばれる様な気のする六体地蔵さんです。
墓地内には中世仏の匂いが残る中型の地蔵石仏が安置されていました
撮影2012.5.20