引き続き南山城村田山の石仏から、ちょっと風変わりな地蔵石仏。
ツルギ道と呼ばれる旧森山神社の入口に立ち、裳裾を広げ、総高の割には像高の小ささが気になるローカル色豊かな地蔵さん。
高さ140cmの舟形自然石の中央に巾一杯の大きな蓮台造り、その上に立つ像高43cmばかりの地蔵立像を中肉彫りで刻み出す。
大きな錫杖と広がった裳裾は伊賀名張地域や、その辺境でよく見かける石仏の特徴・・・大和文化圏とは言え独特なものが有ります。
しかし、ここまで来ると、とても京都府内とはとても思えない。
肉眼ではとても確認できませんが、応仁3年(1469年)、の銘が有り室町中期の造立。
撮影2012.4.30