平群町椣原、金勝寺近くの勧請場に祀られている薬師如来笠石仏です。
この場所には何度も訪れていますが脇に立て掛けられた塔婆が自然木を削ったものから板塔婆に変わっています。
もうこの手加工の塔婆を造れる人が居無く成ってしまったのだろうか・・。
金勝寺門前より橋を渡らず滝田川沿いに下れば昼尚暗いような岩場の川淵に有る。
勧請場に出る。
この場所は竜神の棲む場所として畏れられ、神聖化され、毎年勧請縄が掛けられる勧請の場。
石仏は自然岩を基壇にした単石仏で唐破風の笠を持つ薬師如来??
総高90cm足らず、像高約60cm、左手に薬壺?宝珠?を持ち右手は肩先で施無畏印を示す。
石仏前の灯籠に薬師如来御宝前と有るところから薬師仏といわれるようですが?頭部を見るとどうも地蔵のそれのようにも見えなくもない。
撮影2006.5.21/2007.2.4