愛しきものたち

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相楽郡内 一石六阿弥陀石仏

2012年05月12日 | 石仏:京都

伊賀地方や大和高原の古い墓地では数多く見かける一石六体地蔵、しかしこれは我が目を疑う一石六阿弥陀石仏。

何処からどう見ても地蔵には見えず、間違いなく阿弥陀さんです。

高さ50~60cm、幅1m足らず・・・頂点の尖った絵馬形花崗岩に押すな押すな状態、びっしり並んで何が愉快なのか??大笑いしている阿弥陀さん。

一見、端から端までの通し蓮台に見える上に立つ阿弥陀さんは中肉彫りの像高40cmばかり・・・・・

この手の一石多尊石仏としては古く、室町後期の造立・・・もしかして一石六体地蔵のモデルだったりして・・・。

なんとも心温まるユニークな石仏さんです。

撮影2011.5.14