愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

旧都祁村 馬場辻の地蔵石仏/他

2012年04月10日 | 石仏:奈良

最近少し掘り下げられ、永らく半身土に埋まって居たのがありありと解る地蔵石仏さんと、そのそばに有る石造物。

名阪国道針ICより国道369号線で約4kmほど北方、信号の無い都祁馬場交差点北東角、木立の下の目立たない所に有ります。

現在も信仰は続いて居るようですが、きっとそれはほんの一握りの人たちによって続けられているようで、殆ど整備清掃も行き届かず、殆ど放たらかし状態。

手前向かって右手のほうには地蔵菩薩石仏と板碑・・・地蔵さんは今も衣の裾から下は土に埋もれて居います。

角ばった顔で舟形光背を背負いそう高110cm、像高80cmの通常型地蔵立像。

最近掘り出したのか土が衣に絡まっています。

少し右より木立の下の岩には日月輪を刻み、その下部に庚申待ち供養と刻銘され、磨崖の庚申碑としてこの前で庚申待ちの行事が行われていたのだろうか??

旧都祁村としては最北端の地です。

撮影2011.4.2