前回紹介した布目川のずっと下流、 布目ダム沿いに柳生方面に下って行くと道沿いに出遭う小さな石仏や板碑を刻み付けた大きな岩があります。
この奥に墓地でもあるのだろうか??自然の大岩に地蔵や墓碑などを刻み付けたもののようです。
四角い自然岩の二面にほとんど墓標だと思われる中に、二体の石仏さんも刻まれて居ます。
像高30cmばかり略式化、形式化が極端に進み、もうまるで木偶の棒のような稚拙さですが・・・、妙に心温まる雰囲気を醸し出しています。
この辺りから、月ヶ瀬、山添にかけて多く見られる多尊石仏と同じです。
胸元で手を合わせる合掌地蔵でしょうか??いずれ死者を弔うために刻まれたものでしょうが、付近の景観と共に何故かほっこり気分の緩むのを覚えます。
撮影2011.3.27