島々が点在し、複雑な地形を見せる伊万里湾の深く入りこんだ大浦、その南面する斜面一杯に広がった雄大な棚田です。
深く入り込んだ波の静かな多島海を背景に湾を取り囲む急斜面の棚田が、美しい波形を見せて何段にも下る様は見事な景観です。
備前町大浦の棚田は、国道204号線から備前町切木小学校脇の道路を道なり、海方向へと下って行くと眼下一面に見えてくる。
集落は棚田の上部道路際に行儀良く軒を並べているが・・・・
一方浜にも集落があり、同地域ながら浜は漁業、山は農業と云う様に住み分けられているのだろうか??それともこれだけ近くだと、どちらの地区も半農半漁なのだろうか??
少し下った位置からの棚田です。
冬、師走とは言え波穏やかな海を背景に南面する棚田は穏やかな陽の光がさしている。
所々に柑橘類に転作した棚田も見えるが、まだまだ波打つ畦が斜面を何十段も下る様は言いようの無い美しさです。
しかし目をちょっと逸らせば荒れた棚田も、そこ此処に見られるのはしょうがない。
撮影2011.12.17