愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

伊賀市 伊賀街道の石仏-2

2011年12月09日 | 石仏:三重

前回紹介の六体地蔵の直ぐ傍らに見捨てられたように佇む地蔵さん。

近くに石切場でもあったのだろうか??この岩も直ぐ近くから切り出された様な楔の痕が残る岩です。

向かって左側、楔の痕も生々しい1m角ほどの岩には舟形を彫り沈めた中に薄肉彫りの地蔵立像??傍らの岩にも少し彫りの違う地蔵さん。

左、三体の石仏の頭上には月輪内に「ア」「ウン」「バン」種子・・、しかしその下方はどう見ても三体共に「線彫り蓮台」に立つ合掌地蔵にしかみえないけど・・。

かなり略式化、形式化が進んで室町後期??だと言われている・・・・・それにしても可愛い。

別の一体も同じような蓮台ながら全く彫り手が違うのか・?別の雰囲気を持つ地蔵さん・・・。

共に像高30cmばかり、やっぱり野の花が寄り添うばかりです。

撮影2009.10.24