深い深い谷間に落ち込んでいくような・・・、そんな気がする棚田です。
紀美野町、中心地近くより県道180号線で道成りにひたすら南下、途中札立峠で有田川町となるが此処まで凡そ山道を20分、更に等高線沿いの県道を進むこと約20分ほど、正面の杉木立の間から棚田が斜面一面に広がっているのが見え隠れする。
此処は有田川町沼の棚田、有り田川上流域から更に山深い山間僻地、此処へ来るだけでも大変なのによくもまあ斜面一面を棚田に変えたものだ・・・・
スケールは大きいが、此処もご多分に漏れずと言うか?上部の棚田では耕作放棄や休耕田も多く、美しい景観は少なくなってしまっている。
それでも深く谷下へ落ち込む棚田は見事な景観を見せてくれる。
この急傾斜地での農業は年老いた老人には過酷極まりないだろう・・・、ましてや農作業材料を運んでの行き帰りは困難を極めるに違いなく、耕作放棄もやむ得ない選択なのだろう・・。
もうこの棚田も何年先まで見れるだろうか??
撮影2009.6.13