加古川平荘町の隣町、四方町の中心付近に有る県道65号線と県道515号線が交わる四方皿池交差点の直ぐ脇、北西隅に皿池という溜め池があって
池脇の細い堤の行き当たりに開けた広場があって池を背にしてこの二尊石棺仏が祀られている。
これは正しく野の仏、多分少し前までは背後に建ち並ぶ建物などもなく長閑を絵に描いたように佇んでいた事だろう・・・・。
背が高くのびた南天の脇に高さ1m弱の石棺部材(側石かな??)に向かって右に蓮華坐に坐す定印の阿弥陀如来坐像、
左手には同じく右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩坐像が薄肉ではあるが意外にはっきりと残っている。
二重光背の中に刻まれた石仏は共に像高30cmばかり、室町前期の造立だと考えられています。
この辺り溜池と石棺仏は何処に行っても出逢えそう・・・・。
撮影2008.9.13