堂ヶ迫石仏から小さな谷を挟んで対面する斜面に覆屋というより、お堂と呼ぶ方が似つかわしい建物があってその奥壁にこの山王山石仏と呼ばれる三体の磨崖石仏が刻まれている。
主尊はやはり丸彫り近くまで厚く彫りだした釈迦如来坐像で、像高2.7m、丸顔童顔で表情は甘い。
脇侍は向かって右が薬師、左が阿弥陀と称されているが主尊共々同じような印相で見分けがたい。
この臼杵石仏の中にあってはそれほど注目されないのが一寸気の毒にも思われるが致し方ないかも・・・。
石仏保存上致し方ない覆屋は僕達のような石仏ファンにとってはなんとも邪魔な存在で撮影にはこの上なく苦労する。
苦労して撮影してもこの程度。
撮影2009.12.28