阿弥陀三尊は、中尊の阿弥陀は高さ78cm、脇侍の観音、勢至は、共に約50cm。
この三尊も薬師と同じく彩色されている。
正中二年(1324)乙丑十一月願主紀氏と刻まれている。
この右外岩盤にも別の阿弥陀三尊が刻まれているらしいがよく確認できなかった。
自然の花崗岩の右側に高さ50cm、幅54cmの薬師如来、左側には阿弥陀三尊立像を半肉彫りで刻んでいる。
薬師如来、阿弥陀三尊立像、ともに南北朝時代のものと推定されている。
堂内に祀られているせいか、それほど風化は進んでいない。
薄く彩色も残っている。
昨日紹介した島ヶ原の正月堂から焼く1kmほど南にいったところ。(ここも昔は正月堂の一部だったところらしい)
道路わきの一段下がった田んぼの横手に小さなお堂が見える。
石仏はこのおどうのなかに祀られているが正面は引き戸によって閉められている賀、誰でも自由に引き戸を開けてお参りすることが出来る。
元岩動寺(薬師寺)の本尊だったという。