愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

勧請縄

2006年02月11日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神
この勧請縄は、毎年1月11日、地区の全33戸から藁を持ち寄って注連縄と藁細工を綯い、射手神社の宮司さんによる神事を受けたのちこの場所に渡されると言う。

僕が鯉かと思った、藁細工の鯛。

いずれにしてもうまく出来ているし、その語呂合わせもおもしろい。

伊賀地方にはこの手の勧請縄がまだあちこちで見られるらしい。

勧請縄

2006年02月11日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神
この勧請縄、太さ凡そ10センチ、長さ約80メートル。

国道163号線の路肩に立てられたコンクリート製の勧請杭??から、平野川の対岸、昔の大和街道わきの杭まで張られている。

勧請縄は、古代信仰の無病息災、悪霊退散を願って張られる「道切り縄」の一種で、全国的な広がりを見せている。

その道切り縄神事が、時の流れと地域の特性、伝播者によって形が変化して、縄を蛇や竜に見たてた奇習を残しているところもある。

勧請縄

2006年02月11日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神
この勧請縄についてる藁細工が又おもしろい。

「悪を払い(ほうき)、福をつかみ(なべつかみ)、うまく(ウマ)、浮世(ヒョウタン)を渡り(輪)たい(タイ)」と語呂合わせで縁起をかついだもので、なんともユニークでほほ笑ましい伝承になっています。

僕が鯉だと思っていた魚は、どうも鯛だったようです。

ぼくの山城には勧請縄を大蛇に見立てそれを閉じ込める神事をする神社がある。

勧請縄

2006年02月11日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神
訊ねた家は、伊賀市の長田、平尾という所。

その人の話によると災いは西からやってくる、それを食い止めるためにの西の入り口に当たるところに勧請縄を渡しているのだと言うことだった。

下記は「古山の史跡と伝説」新春の行事「勧請縄」でお借りしました。

勧成縄や願成縄とも表記されるこの神事は、地区の人たちが、朝早くからワラを持って集まり、太さ10㌢ほどの注連(しめ)縄をない、同じくワラでつくったタイやヒョウタンの縁起物とともに地区の入り口に張り渡すものです。

由来については、各地でそれぞれ伝承が異なりますが、基本的には、地区に悪事災難の侵入を防ぐためとか、地区の宝が外に流れ出ないように、祈願の一つの方法として「道切り」をしているものです。

勧請縄の起源ははっきりわかりませんが、上野市長田平尾地区では、今から約350年ほど前の寛永年間(1624-1643)に始まったといわれています。

と、言うことらしい。


勧請縄

2006年02月11日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神
国道163号線を山城から伊賀へ車を走らせていると、伊賀上野市内に入る少し手前の左手にまだ真新しい勧請縄を見かけた。

この勧請縄、いろんな形をした藁細工が数多くくぶらさがっている。

瓢箪型のものが在ったり、鯉のような魚が二匹も居たりと賑やかなものである。

写真を、撮り終わり、この勧請縄を渡したと思われる集落の一軒に入って訊ねてみた。