ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

修二会(お水取り)お松明見物の前に

2012-03-10 15:15:38 | 美術館・博物館
通称、「お水取り」の正式な名前は「修二会(しゅにえ)」ですが
奈良に生まれ育った私でも「修二絵」と言われると???でした。
それほど、「お松明」と井戸から水を汲む「お水取り」が一般に
よく知られています

最近まで3月1日から14日まで行われる「お松明」の期間が「修二会」
だと思っていましたが、前年の12月、その年の練行僧が発表された時から
修二会の準備が始まっています

今年で1261回目という長い歴史のある行事の上、一般に公開されていない為
何をしているのか・・・ほとんどわかりません

少しでも修二会の事を知りたく、今年は色々下調べをしています
奈良国立博物館で開催中の「お水取り展」と奈良写真美術館で開催中の
「入江泰吉の東大寺展」に行きました




写真美術館の佇まいは何度来ても好きな景色です
館内の資料閲覧室では奈良に関する写真集、本、資料などを自由に閲覧
する事ができ、いつもつい・・・長居してしまうのです



東大寺境内にある東大寺ミュージアムの前には
大きな籠松明が展示されていました
長さ役8メートル
重さ70キロ

この大きな、お松明は3月12日に使われます
その為この日は一番見物客が多く(曜日にもよりますが2~3万人)
知人に「12日を避けて行くと良いよ」と言っていたにもかかわらず
12日に出かけて、大変な目に遭ったそうです
もう2度と行きたくない!と言いつつ、その後毎年日をずらして出かけてる
様子をみているとすっかり魅了されているみたいですね!



修二会の練行衆は11人。
写真家の入江泰吉さんは、12人目の練行衆と呼ばれるくらい
通いつめたそうです。

一般的な平均寿命まで生きたとして、毎年通っても、お水取りの全容を
知る事は出来ません。それでも毎年、何か一つでも解るようになれば・・
と願います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
積み重ね (boss)
2012-03-11 09:00:22
日々、年々の積み重ねが歴史なんですねぇ
季節を大切に、心を大切に暮らしているぴゅいさんですね
返信する
bossさま (ぴゅい)
2012-03-11 20:42:50
いえいえ、地元に住んでいるときは、全く興味が無くて・・・東京に住んだお陰で「故郷再発見」できました。
特に一年前のあの日からは、一年に一度の事は、生きている間にあと何回??と考えるように・・・桜もあと何回見られるかしら?ってね!・・・と言いながら、ぼや~っとテレビ見て過ごす事も多くて・・・反省
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