ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

スプリング・エフェメラル

2012-03-23 19:30:21 | ポーセリン・ペインティング
スプリング・エフェメラル
~春の妖精~

春のはかない命という意味です。
早春のごく短い一時期にだけ可憐な花を咲かし、すぐに姿を消す
背の低い、きゃしゃな草花の事ですが、
そうした姿が「妖精」のように感じる事からこう呼ばれています
地面の下で、じっと養分を蓄えて次の春を待つのです
(カタクリ・セツブンソウ・ニリンソウ・イチゲなど)

以前はこの可憐な花たちを見るため遠い山に登ったりしたものですが、
山野草店などで売られているのを見る度、さらわれてきたお姫さまの
ようで、心が痛みます

「春の野原」をテーマに絵皿をオーダー頂き、空き地、田んぼの畦に咲く
春の花を観察してきました。
寒さが残るこの時期は、ハコベやオオイヌノフグリが主役
地面を這うように咲いているのが健気です

考えてみたら、まだ霜が降りるこの季節に精一杯花を咲かして、周囲の
草が伸びる頃には見えなくなっている雑草たちも、
スプリング・エフェメラルなのでは?と思うのです

幸せの青い鳥は近くに居た!のですね~

次回はそんな、ハコベとオオイヌノフグリの事を書こうと思います
ただの雑草と思っていたら、衝撃の事実が判明!


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