まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 56 超小型・ぺるけ式FET式差動ヘッドホンアンプ Version 3

2013年04月06日 | Weblog

 1月いらい、何故かしらgooの方にメールを頂きます。

つたないブログを見ていただけるのは、有難いことです。

ブログにはコメント欄がありますので、そちらに書き込んでいただければ、確認も早いのですが

何故かしら大半がgooメールで頂きます。

(正直なところ、このブログにメールが付いていた?事さえ忘れていました)

 

ただ、大半が1つの事への質問でしたので、まとめて書かせていただきます。

これです。

「超小型・ぺるけ式FET式差動ヘッドホンアンプ Version 3」です。

無理やりに、通常の部品を使ってこのサイズに押し込めた、というか、ケースに合わせて基板サイズを決めて、

その基板上に乗るように作ったというのが正しいのかもしれません。

部品は特殊な物は使用していません。FET、トランジスタは他のぺるけ式ヘッドホンアンプと同じ種類のものですし、

抵抗は金属皮膜抵抗(1/4W、たぶんKOA)で、加工はせず、立てて取り付けているだけです。

電解コンデンサは「ルビコン」を使用しています。選択した理由は、単に容量が大きくて

背が低かったのと、店に在庫があったから、です。

 配置は、写真左側上部がヘッドホン出力(ミニジャック)で、左側下部が2連ボリュームです。

右側下部が入力(ミニジャック)で、その上の黒いコネクタ付きの配線が、電源(+15V)用です。

 

ミニジャックは何も加工せず、そのまま使用しています。

電源の配線は、単に電源ジャックを取り付けるスペースがなかったという単純な理由です。

 

左側中央部分の白い細い線が、光ファイバーです。本当は直径1mmの物を使用したかったのですが

手持ちがないため、ずいぶん細い物を使用することになりましたが、LEDを

LEDより5mmほど長い黒色の熱収縮チューブで包み、熱収縮させることでLEDの頭の部分に

完全に収縮しきれなかった隙間があきますので、そこに光ファイバーを差し込み、それを写真左側の

フロントパネルに突き刺してLEDの光を外に出すようにしています。

回路的には「ぺるけ式ヘッドホンアンプ」のLEDの取り付け場所と同じです。

ちなみに手違いからLEDは3mm青色となりましたが、予定では赤色でした。

 

 プリント基板は片面0.8mm厚のガラスエポキシ基板を使用しています。

ただし、ケースは1.6mm厚の基板を使用するように設計されていますので、このままでは固定することができませんから

基板の上下の部分に、この基板を作るときの切れ端を瞬間接着剤で張り合わせて、ケースのレールと同じ高さにしているため、

基板が動くことはありません。

苦肉の策というのが本当のところです。

基板裏は、このように込み入っているので、半田付けは面倒ですし、半田ブリッジしていないか

確認する事に手間がかかります。

作るのはそれなりの時間(と忍耐)がかかりますが、ミスから壊すのは一瞬ですから。用心には用心が必要です。

 

 基板裏とケースとの間は2mmほどしかありませんので、極力、足を短くしなければケースでショートしてしまうため、

通常はハンダ付けしてから足を切りますが、ここでは1.5mmほどに足を切ってからハンダ付けして、再度、

足を短くきる事で、トラブルを防いでいます。

 ちなみに、ケースと基板裏側との間には絶縁物は挟んでいません。

念には念を入れるのであれば、若干厚手のビニルシートをケース裏側に貼り付けると良いかもしれません。

 

ケースは若干の小細工をしています。

このケースは上下に分割され、かみ合わせ部分がありますが、その場所に1mm厚のプラ板を挟みこむことで

内部空間を1mmだけ広げています。当然、ビスは3mmのタッピングを使用するように設計されていますが、

ここでは2mmにして、ケース側はネジ山を立てて固定できるようにしています。

内部の詳細な写真を撮り忘れていますが、開けると閉めるのが一苦労なため、よほどの事がないかぎり

開ける予定はありませんので、あしからず。

要望があるのであれば、再度撮りますが。

 


次なるヘッドホンアンプ 55

2013年04月06日 | Weblog

何とか今週中に基板が出来ることに。

左が「たかじん式ヘッドホンアンプ2号基板」、右が「ぺるけ式ミニワッターVer3基板」で。

張り合わせ両面基板は、現在、圧力かけて接着中。

今まで大半をガラスエポキシ基板で作っていたため、紙エポキシ?いや、これも紙フェノールの一種?

いわゆる、ベークライト基板での製作は久しぶりなので、若干とまどうことに。

部品側からみて、パターンが透けて見えないため、さて、どの穴に何の部品を挿すのか、

いちいち裏返しにしなければならないという手間がかかることに。

 

デスクスタンドの光に基板を透かしながらパターンを部品側から確認するという、荒業もあるものの。。。


次なるヘッドホンアンプ 53

2013年04月04日 | Weblog

 先に作る物があるものの、アートワークを先に作っていなければ話が始まらないので

ごそごそとパターンを引くことに。

正月明けの製作のはずが、ずいぶん伸びてしまった「ぺるけ式ミニワッターVer3」を。

 

これまた不良在庫引取りということで、LEAD製ケースが手にはいったので、ゆったりサイズという事で

何にも考えないで好き放題パターンを引くと、何といっぱいになってしまって。

いつもなら、隙間いっぱいにベタアースがあるものの、今回はすっきりスカスカという事で

画面では緑色のパターン部分をどんどん増やしていくはずが、これくらいでいいかという

手抜き仕様に。

元の回路がすばらしいし、考え抜かれているものなので、蛇の目基板でも動作するだろうと

(勝手に)予想しているので、このままいくことに。

 

仕上がり基板サイズが82mm X158mmになったものの、

「たかじん式プロテクション回路・まるは改悪」も搭載しているので、DCパランスが崩れても

貴重なヘッドホンやスピーカ(うちのは〇ーどオフのジャンク)を保護できるので、

完璧かと。(これまた元の回路がすばらしいため。ただ改悪が付いているので・・・)

 回路的には余分な物がいくつか付いていて、多回転抵抗の周りには何故か抵抗が沢山。

部品は選別外品(2軍落ち?)しかないのと、そもそもFETからして取り外した2SK170なので

本来の性能が出ない事は重々承知しているものの、いつもの邪道ということで

突き進むことに。(いつしか、本道に戻ってくることだろうし)

 

 

さて、今週中に、たかじん式ヘッドホンアンプ(基板Ver2)と、ぺるけ式ヘッドホンアンプVer3張り合わせ両面基板と

このぺるけ式ミニワッターVer3の基板が出来ればいいものの。。。。。


次なるヘッドホンアンプ 52

2013年04月03日 | Weblog

 「たかじん式ヘッドホンアンプ」、次のプロジェクトを。

部品の付けはずしが激しく、そろそろパターンの一部が剥がれてきているのと

回路的に実験したいこともあって、次の基板の製造をするついでに

パターンの改良を少し

 

画面では見づらいものの、画面右側部分上下が、終段部分となり、今回は別のトランジスタを

使用できるようにということで。

画面上では、ピンク色の部分が今回の変更可能なトランジスタを設置する部分。

ぺるけ式ヘッドホンアンプVer3でも使用した2SC4793/2SA1837を使おうかと。

 

たかじん式ヘッドホンアンプを作って思ったことは、終段のヒートシンクが取り付けにくいので

TO-220Fの形状なら、ヒートシンクの取り付けも楽だろうという、いい加減な発想から

始まったことなので、これを試してみることと、終段3個、2SC1815/2SA1015を

2SC4793/2SA1837 それぞれ1個ずつに出来ないものかと。

うまくいけば小型化も可能になるので。。。(欲を出したらうまくいった試しがないのは

毎度のことなのに)

 

 

 

投稿してから画面みたら、あれ、これ違うパターン図だったのに気づいて;;;

プルアップやら、プルダウンの抵抗も付けられるようにしていたのに。

このパターンで作ろうなんていう方はいらっしゃらないようだから、このままでいいかな。