まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ  288 「音が良いアッテネータ」なるもの

2017年06月15日 | Weblog

 ヘッドホンアンプをあれこれ作ってきましたが、アンプの入り口は、値段のわりに音が良いとされる

Linkmanの9mm角2連ボリュームを使ってきました。

 

しかしながら、ギャングエラーが極端な物やら、ヘッドホンアンプがいつもと音が違うので念のためとボリュームを

昔かって仕舞いこんでいた物に交換すると、あきらかに音が違う(駄耳ならぬ愚耳でも)など、製品の劣化度が

酷くなっている気がします。

 

となると、ボリュームを高い物にするか、廃止するか、の2つしかありません。

そこで考えてみました。ボリュームに音声信号を流すのではなく、GNDへ流す事に特化させればいいではないかということで

実験してみましたところ、なかなか良い結果がでましたので、他の基板を発注するついでに、小さな基板を加えておきました。

いきなり完成です。

この大きさですと、ダイソーの缶から、タカチのアルミケースに入れた、それぞれのヘッドホンアンプの基板に

接触する事もなく、収めることができます。

 

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若干問題が出ました。

ボリュームに信号を流さず、単にGNDへ落とす事で音量変化させていますが、どうも定数に問題がでました。

 

試したのは2種類。

1つは入力側に比較的高抵抗を付け、ボリュームは50K(A)のまま、そしてそのまま

アンプにつなぎます。

もう1つは、最初の抵抗を低め(33KΩ)とし、ボリューム50KΩ(A)に並列に10KΩの抵抗を付けたもの。

 

ところが後者に問題がでました。ボリュームを最小にしても音漏れがあるのですが、急激に音が大きくなります。

そして音を大きくしようとボリュームを右に回しても大した変化がなく、かなり回さなければ最適な音量になりません。

 

結局、1つめの仕様に戻すことにしました。

いろいろ試してみないとわからないものです。

回路図と定数は後日。