退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「二億三千年を生き抜いたカメあるいは左程面白くないホラーの続編」について

2020-02-19 02:05:16 | Weblog
くもりのち晴れ。寒さはそれほどでもなく。

平山廉「カメのきた道」を読む。

二億三千年前の「三つの戦略」にふむふむ。
爬虫類は大型化を目指し哺乳類は小型化した一方で。

カメはひと月ほど絶食しても生き延びられる方策を採り
現在まで生き残っているのだと。

「鶴は千年」というのは科学的に確かではないのだろうが
「亀は万年」というのは進化的に見ると「正しい」模様。

「アノマロカリス」ならぬ「アノマロケリス」よ。
前者は「奇妙なエビ」で後者は「奇妙なカメ」。

カメの首の曲げ方は二種類あって。
まっすぐ引っ込める「潜頚類」と横に曲げる「曲頚類」。

淡々とした記述ぶりには「素人」を興奮させるものはないけれど。
この分野の研究が現在どうなっているのかは気になるところ、

F・ハビエル・グティエレス「ザ・リング リバース」(’18)を観る。

基本の設定はオリジナルに同じく。
ただしそこに司祭の罪を加えたのがいかにもなアメリカン。

スカイが死ぬことになるシークエンス以外はあまり面白くなく。
サマラ=貞子に導かれるジュリアの「追跡」はむしろ「穏やか」なくらい。

「リバース=rebirth=再生」だが「reverse=逆流する水」もあり。
ハエやセミやムカデも登場。

この映像の質感からするともっと「悪魔チック」な内容に合いそう。
監督は物語の選択を間違えたのか。

もっとも日米でヒットした作品の続編だからあれこれ「縛られた」のかも。
面白いかと言われると微妙。
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