退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『君子は豹変す』あるいは『リテラシーを得るための試行錯誤』」について

2018-12-09 02:38:42 | Weblog
晴れ。冷える。

仕事場の都合で今宵も老舗バーは欠席。

来週店が開いていたらどうにか。
その翌日は仕事場の飲み会なので「アルコール祭り」になるかも。

能町みね子「雑誌の人格」を古本屋で300円で買って読む。

5年前の作品らしい。
初めて著者を知ったのは「久保みねヒャダこじらせナイト」という番組だったか。

たしか「ヨルタモリ」にも出ていたはず。
面白い視点で物事を語るキャラクターだと思いつつ。

本書はときどきある大学の研究者による「雑誌ネタの論文」の百倍面白い。
さまざまな「読者=人物の典型」が描かれているので。

それにしてもこれだけフォローしてそこに揺るぎのない分析ぶりが素敵。
自分にこの種の「分析材料」が少ないだけに余計に感心したかも。

「週刊文春」のコラム「言葉尻とらえ隊」も読ませるし。

彼女が好きな大相撲の世界では結局
「暴力を振るっているのが貴乃花部屋ばかり」という事実を不思議に思っていたところ。

こんな記事もあった次第。
なるほどこういう視点もあるのねと。

「元貴乃花親方」という人物を「旧態依然たる相撲協会への反逆者」と見るのは微妙なよう。
そうか、ならば昨日書いた貴ノ岩についても意見を変える余地がありそうで。

「門外漢あるいは好きでもない者」の判断は「いいかげん」であることをあらためて。
ちょいと反省しておく。

やはり「事実関係」を知らないままあれこれ言うのは控えないとと思うことしきり。
「君子は豹変す」ということでよろしく。

自分の判断が間違っていたら直すこと。
今回の件に関してはそうします、ハイ。

その一方。

カルロス・ゴーンの拘留は予想通り伸びる。
NHKのニュースチェック11では「フランスがゴーン拘留に抗議」といった見出しだけ出していた。

そこを「良心」だと捉えるのか「セコい」と捉えるのか。
できれば前者だと思いたいところだが「事実」は不明のまま。

郷原信郎の見解を参考にしたい。
いささか長いがこれくらいの文章をきちんと理解できないと「現実」はわからないもの。

それをせずにどうのこうの言うのは「アウト」。
とりあえずマスコミは「真っ黒記事」ばかりで。

ここから何がわかるかというと。

「ありもしない対立構図」を作って「無知な読者をたぶらかす」のがマスコミの「基本」。
「現実を知るため」にはこれくらいのリテラシーが必要だったり。

それでも自分を振り返れば「間違うこと」もしばしば。
今後も試行錯誤するのみだと言っておく。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「数字のリテラシーと『振り... | トップ | 「『バカ』問題と従来にない... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事