退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ヘソ曲り」について

2012-11-13 02:27:13 | Weblog
晴れ。心地よい。

昨日一昨日と寝てしまう。
お気楽極楽ですまん。

チョムスキー「メディアとプロパガンダ」を途中まで読む。

著者が一貫して指摘し続けているのは「アメリカの悪」。
自分が汚している手には決して触れようとしない事実。

たとえばそれは中南米その他の国々に対する過剰な「干渉」と「陰謀」であり
イスラエルに対する「保護」であったりする。

ここでもあらためて明らかになるのは
「人は自分に都合のいいことしか見ない」ということ。

「嘘も繰り返せば『真実』になる」ことも。
わが国における「原発安全神話」を思い出してもいいだろう。

人々の不安に付け込んで「敵」を見つけさせ
そのカタルシスによって「数の力」に物を言わせる手段の怖ろしさよ。

「正義」をあまりにも堂々と謳う人々については眉唾でないと。
いやいっそ「正義は毒」だと思うくらいがよさそう。

そうした「バランス感覚」を「常識」にできればいいけれど
経済が不調になればなるほど「バランス」を維持するのも難しくなる。

身の回りの「どうしようもない不調」を
人はついつい「敵を作ること」で解消しようとするのは時代を問わないので。

「安きに流れる」のは「人の常」だと知りつつ
そこで曲げられる「ヘソ」を持っていたいものではある。

「無根拠な自信」はむしろ
そうした時に発揮されるのが望ましいのだ、と言っておく。
コメント
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