退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

さまざまに吹く風について

2010-10-06 03:10:24 | Weblog
晴れ。秋風が本格的に。

鶴見俊輔「戦後日本の大衆文化史 一九四五-一九八〇年」を読む。

ひとりで書くものの限界を感じる内容。
参考文献は少なくとももっとあれこれあるはず。

おそらくは概観を描く軽いエッセイのつもりだったのだろう。
タイトルがやや大げさなせいかも。

もちろん著者はある種の事柄には詳しい。
ただし「大衆文化史」というにはやや問題がありはしないか。

この種のテーマはもっと詳細にわたるべきだと思う。
たとえある種の「傾向」をとらえようとするのだとしても。

あるいはそれぞれもっと細かく書いてある本を
別々に読むのがいいだろう。

少し期待しただけにやや残念な結果。
もっと狭いテーマなら魅力的な作品のある著者なのに。
コメント
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