しゃーないやんかという世界の味わい

深夜またまたyoutube巡り。

大西ユカリと新世界のアップ分をほぼ全部聴く。
クレージー・ケン・バンドによって横須賀と天王寺がつながる妙。

ソウルと演歌の混じった曲は時にシャンソンも含みながら。
宮川左近ショウならぬ大西ユカリショウも交えつつ。

歌声の系列は和田アキ子、天童よしみ、欧陽菲菲ら。
憂歌団の木村充揮とのデュエットもある。

大阪に住んだことは一度もないけれど
「きっとこれが大阪のエッセンスだな」ということを勝手に理解する。

つらいこともめっちゃあるけどあったかい。
その絶妙のブレンドが生み出すものを大切にしたいと思う。

ここであれこれ拝借して一句。

なんやかや　生きてるだけで　丸儲け

あんまり長生きするつもりはないのだけれど。

どこか天然

晴れだったかくもりだったか。

中野翠「本日、東京ロマンチカ」を読む。

タイトルは著者も書いているように
「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」から取ったもの。

ただし中島みゆきに「本日、未熟者」という曲があって
そちらの方にもかけられていることは明らかにされていない。

保険の書類を見ると幼児退行を起こしたり
同窓会で似合わぬ幹事をやってドタバタするあたりが著者らしいところ。

若い友人に「どんな人に見られたいの？」と聞かれて
「しっかりした人。」と答える著者には爆笑。

身体を張ってオロオロするのは相変わらずで
僭越ながら「そこが可愛いのよ」と言っておきたい。