小田和正『風のように』

会社での虚しさに嫌気が差し、今日はさっさと退社…やれやれ。帰りの車中でふと、ある曲の一節を思い出したので…現在ネットカフェ滞在中（笑）。

ここでは久々に登場、小田和正の『風のように』という曲…たしか昨年の『クリスマスの約束』でも披露されてたっけ。発表されているヴァージョンは2つあって、1997年に発表された『緑の街』というシングル曲のカップリングにスタジオヴァージョン、2000年発売のアルバム『個人主義』と2002年発売の『自己ベスト』にはライブヴァージョンが収録されている。ライブヴァージョンの方は弾き語りで始まって最後の壮大さに感動するんだけど、負けずにスタジオヴァージョンは明るくて、聴き終わった後はいつも元気になれそうな気持ちになる。

リリース当時は日産『エルグランド』のCMに使用されていて、最近ライブでは演奏されていないけど、ファンの間からも人気が高い名曲であります。もう10年近く前になってしまうのか…小田さんが『SMAP×SMAP』に出演した時、キムタクからも「この曲がすごく好き」と言われていたほど。もっとも原曲はオフコース解散前後に作られていて、自ら出演したコーヒーのCMのタイアップ候補曲としてプリプロを作成していたようです。小田さんの第2作目の映画『緑の街』の劇中では河相我聞くん（最近はどこへ行ったのか）が熱唱しております。

小田さんは1998年、高速道路で自動車事故を起こして入院していた時に「CMから流れてくる、底抜けに明るい自分の歌声に励まされてしまった」と言っていた。「♪そこから逃げれば　夢はないだろう　振り返るのは最後だけでいい」…ここ最近（といってもしばらくだらだらと）、仕事（これももろもろ色々と）にちょっと行き詰っていたんだけど、この曲をふっと…帰りに思い出すようではいかんなぁ（笑）。

…色々愚痴っても嘆いても、自分を見失ってはいけないもんね。気を取り直して、とりあえず明日からもぼちぼちと。高く高く信じるままに、秋の空のように。