不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

「おもひでぽろぽろ」

2006年11月20日 10時00分50秒 | Entertainment

 18日土曜日にフジテレビで放映された「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」の感想を書こうかと思ったのだが、無理だった。

 理由は簡単。
 ぶっちゃけ、リリー・フランキーと同郷、ほぼ同年代なので、ストーリー以前に、他の諸々の思い出がぶわーっと浮かんできて、全然、ちゃんと見れなかったからである。^^;

 本の方は、ある程度、冷静に読めたのに「風景」というのは、やっぱり直接的に記憶領域を刺激するのか、いくつか「ツボ」の映像に出会う度に、関連した他のことを思い出して、ウルウルしていた。

 例えば、この扉の「ボタ山」。
 この夕焼けの景色なんかは、まさに昔見た光景に酷似していて、「ああっ、こんな感じだったぁ」と、暫し、見とれてしまったくらいである。
 気のせいでなければ、当時の風俗(ふうぞく: ある時代・地域・階層に特徴的に見られる、衣食住など日常生活上のしきたり。ならわし。 ~三省堂「大辞林 第二版」より)が、若干、設定の時代より古い気がするのだが、その分をさっ引いても、やっぱり懐かしい風景、場面に沢山出会えた。

 惜しむらくは、やっぱり時間が短い。
 最初に書いたとおり、あまり冷静にストーリーは追えていないのだが、それでも「ああ、ここを簡単に進めちゃうと、解らんだろうな」と思える場所が、何カ所もあった。
 それも時間の制約を考えると、仕方ない範囲だと思う。

 と言うわけで、私の中では、ストーリーをさっ引いても(オイッ!)
  ★★★★☆
星、四つくらいあげちゃうのだった。
(ホント、レビューにも何にもなっていないな)

 ちなみに、一部には
「悪いけれど、どんなに話が良くても、演技が良くても
 大泉 洋
には、感情移入できないという厳しい意見もあったことを書き添えます。
 私個人としては、リリーさんの脱力感が出ていて良かったと思うけどね。

 是非、オダギリジョーは、そんなことの無いよう頑張ってください。

~ 下の写真は、「筑豊富士」と呼称され、もっともシルエットが美しいとされた「ボタ山」。
  黒々として所々自然発火の炎が見えていた「オヤマ」も、今は、すっかり緑に覆われ、その「面影」は無い。~





東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

扶桑社

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