ぷるぷるの小さなしあわせ探し。

乳がん・NMOSD・抗リン脂質抗体症候群・シェーグレン症候群…持病あり、バツイチだけど楽しく生きたい!!

がんセンター公開講座 4

2007-01-22 23:14:18 | 病気・健康

日曜日は静岡がんセンター公開講座「がんを上手に治すために」に行って来ました。


今回は第1部:乳がんの手術と術後補助療法(乳腺外科部長・高橋かおる氏)
    第2部:がん化学療法のケア(病棟看護師長・石出恵子氏)


近年日本では乳がん患者が急激に増加し、罹患率では女性の第1位だそうです。
日本では25人に一人が一生のうち一度は乳がんに罹ると言われています。

自分の同級生や友達を思い浮かべてみて下さい 。
25人に一人と言うことは、その中の誰かが乳がんに罹るということです。

それはあなたかもしれない
決して人事とは思わないで欲しいです。


ただし乳がんは自分で見つけられるがん。
早期発見すれば治るがんなんです。


高橋先生は乳がんの治療について、3つ柱・・・手術・放射線・薬
についてわかりやすく説明してくださいました。

その中で印象に残っているのは「乳がんは全身病である」ということ。
多くの乳がんは比較的早い段階から、乳房以外にもがん細胞が潜んでいるため、
目に見えるがん細胞を取っただけでは、よく治るとは限らない。

そのためにも全身に対する治療・・・薬が重要との事でした。

主な薬は、ホルモン剤・抗がん剤・分子標的治療(ハーセプチン)。

その人それぞれのがんに合わせた組み合わせによる治療が行われます。


高橋先生は早期発見の4か条として

自己触診と検診
何かあれば外科(乳腺科)へ
納得の行く検査と説明
一度で終わらせない

とおっしゃってました。
一度大丈夫と言われたからって、それは永遠ではない
だから必ず自己触診・検診をしてほしいです

一人でも多くの女性が、大切な乳房を失わないために・命を失わないために・・・



石出看護師長は、抗がん剤について
「患者さん本人が『必要なこと』と認識できるかどうかが
効果や継続に大きく影響を及ぼす」とお話してくださいました。

抗がん剤治療をしていると、この治療が延々と続くのではと言う焦燥感を感じたり、
精神的・肉体的に継続が困難だと感じたりすることがある・・・とし、
そのような場合は担当医に自分の気持ちを素直に話すようアドバイスしてくださいました。



会場の入り口には自己触診がわかりやすい様に、乳房の模型が置かれていました。

触ってみた私は・・・
「あ・・・ここのしこりは私のときと似ている。」なんて感じました。
模型のものより、私のしこりのほうが小さかったけど
残念ながら私はリンパ節転移があり、早期発見ではない。

だから、みなさんにはぜひ早期のうちに発見・治療をして欲しいと思ってます。

私ももう1個残った乳房のためにも、自己検診していかなくては


最後に乳がんの危険因子について・・・

1.40歳以上
2.30歳以上で未婚
3.初産が30歳以上(もしくは未産)
4.閉経が55歳以上
5.肥満(標準体重+20%以上)
6.良性の乳腺疾患の既往
7.乳がんの既往
8.乳がんの家族歴

当てはまる方
特に注意してくださいね。


長文でスミマセンでした