森さんといえば、最初に読んだのは「狐罠」でした。
ハマったのは「メイン・ディッシュ」、抜けられなく
なったのは「花の下にて春死なむ」の香菜里屋です。
それ以来、毎回うならされてきたわけなのですが、
今回は久々の連作短編。しかも、扱うのが骨董!
短編なので、毎回登場する骨董品も違っていて、
それぞれに持ち主の思いとか、骨董品そのものの
いわくとか、そういう話も面白いのですが、
やっぱり、主人公のキャラクターが魅力的ですね。
骨董商「雅蘭堂」の店主・越名集治は推定30代。
生活に密着した“古物商”という面持ちのそのお店で、
さまざまなドラマが展開されます。
骨董にありがちな、騙し騙されということから、
果ては大きな事件まで、どれも主人公の突拍子もない
発想から推理が展開されていきます。
そして何よりこの越名さん、どことなく工藤さんに
似てるんですよね(どちらも見たことはないですが(笑))。
同じ骨董を扱う「狐罠」は女性が主人公のハードボイルドでしたが、
こちらは、北森さんらしい優しさ溢れるミステリーです。
ちなみに、陶子さんは出てきませんが、畑中さんが出てきます(笑)。
「孔雀狂想曲」北森鴻(集英社文庫)
ハマったのは「メイン・ディッシュ」、抜けられなく
なったのは「花の下にて春死なむ」の香菜里屋です。
それ以来、毎回うならされてきたわけなのですが、
今回は久々の連作短編。しかも、扱うのが骨董!
短編なので、毎回登場する骨董品も違っていて、
それぞれに持ち主の思いとか、骨董品そのものの
いわくとか、そういう話も面白いのですが、
やっぱり、主人公のキャラクターが魅力的ですね。
骨董商「雅蘭堂」の店主・越名集治は推定30代。
生活に密着した“古物商”という面持ちのそのお店で、
さまざまなドラマが展開されます。
骨董にありがちな、騙し騙されということから、
果ては大きな事件まで、どれも主人公の突拍子もない
発想から推理が展開されていきます。
そして何よりこの越名さん、どことなく工藤さんに
似てるんですよね(どちらも見たことはないですが(笑))。
同じ骨董を扱う「狐罠」は女性が主人公のハードボイルドでしたが、
こちらは、北森さんらしい優しさ溢れるミステリーです。
ちなみに、陶子さんは出てきませんが、畑中さんが出てきます(笑)。
「孔雀狂想曲」北森鴻(集英社文庫)