~蒼い時の中で~  いまボクの声はキミに届いてますか?

ボクは今日も蒼い空を見上げています。キミもどこかで見ているだろうか、この空を。
     ー愛しきものへー

『 わがまま 』 

2008-05-17 | Weblog

 

                         ・・・わがまま・・・

 

                             あなたが
                             そこに
                             いてくれるだけでいい

                             どんな時も
                             ただそこに
                             いてくれるだけでいい

                             わたしが
                             眠れなくなった夜は
                             一緒に朝まで星を数えてくれる

                             わたしが
                             涙をこぼしそうになった朝は
                             温かい掌で背中をさすってくれる

                             わたしが
                             淋しくなった夕暮れは
                             ずっと手を繋いでいてくれる

                             わたしが
                             憂鬱になった春の日は
                             一緒に柔らかな空を見ていてくれる

                             わたしに
                             嬉しいことのあった夏の日は
                             無邪気な顔で一緒に笑ってくれる

                             わたしが
                             悲しいおもいをした秋の日は
                             いつもの歌を口ずさんでくれる

                             わたしの
                             翼が折れそうになった冬の日は
                             おもいきり抱きしめてくれる

                             それから

                             わたしが
                             あなたに会いたくて
                             どうしようもなくなってしまった時は

                             いつでもすぐに会いに来てくれる

                             ただそれだけで

                             わたしは
                             明日もまた頑張ってみようと
                             おもえるから


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『 月桃 』

2008-05-15 | Weblog

 

                              ・・・月桃・・・

 

                                夜露に濡れた

                                月桃の葉先から

                                キラリと光る

                                ひとしずく

                                夜が

                                静かな寝息を

                                たてるころ

                                かぐわしい

                                葉陰から

                                舞い降りた

                                蒼く透明な

                                妖精たちが

                                はしゃぎだす

                                もういいかい

                                もういいよ

                                花房の中は

                                心地よく

                                誰にも

                                みつからない

                                隠れ場所


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『 つぶやき 』

2008-05-15 | Weblog

 

                          ・・・つぶやき・・・

 

                              会いたいなぁ

                              姫と小次郎に

                              また

                              会いたいな

                              きっと今頃は

                              ネコの国で

                              翼の生えた天使たちと

                              戯れてるんだよね




                              毎朝のジョギングコースで

                              いつもボクの足元にじゃれてくる

                              にゃんこたちの群れ


                              ごめんね

                              今日は

                              ごはん持ってこれなかったんだ

                              ゆうべは

                              焼き魚じゃなかったからね

                              今朝

                              キミたちにあげる分がなにもないんだよ



                              そんな風に話しかけて

                              背中やお腹をなでてあげると

                              にゃ。。。と甘えた声で鳴き

                              陽だまりのなかで目を細めては

                              ボクに幸せなひとときを

                              プレゼントしてくれるキミたちを



                              姫と小次郎のかわりだなんて

                              思ってるわけじゃないよ


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『 赤い自転車で 』

2008-05-14 | Weblog

 

                          ・・・赤い自転車で・・・

 

                            サトウキビ畑を走りぬけ
                            トウモロコシ畑を走りぬけ
                            急に開けた視界の先に
                            岬の慰霊塔が見えてくる
                            

                            海に向かって
                            ゆるやかに傾斜した
                            青い芝生の広がる大パノラマが
                            キミの一番好きな場所だったね

                            赤い自転車を放り投げた
                            ボクタチは
                            洗いたてのスニーカーを脱ぎ捨てて
                            ふかふかの芝生の上に
                            並んでカラダを横たえる
                            つないだ掌ににじんだ汗を
                            お日さまにかざすと

                            “血管が透けてキレイ” と
                            キミが軽やかに笑う

                            それからいきなり
                            素足のままで駆け出したキミは
                            蒼い空まで突き抜ける
                            慰霊塔を見上げ
                  
                            “何百何千のこの魂はいまどこを彷徨っているだろう”

                            そうつぶやきながら
                            静かにひざまずき
                            そっと目を閉じて
                            柔らかな胸の前で十字をえがく
                            

                            “聖母マリアは確かに存在するんだ” と
                            キミの細い肩からまっすぐに伸びた両腕を
                            ぼんやりとみつめながら
                            あの日ボクは思っていた


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『 依存 』

2008-05-14 | Weblog

 

・・・依存・・・

 

                               ひとは

                               何かに依存を始めたときに

                               別の何かを失ってゆくのだと

                               おもう

                               見回せば

                               依存できそうなものは限りなく存在し

                               そのどれをとってみても

                               本当は要らないものばかり

                               そのことに気づいた時から

                               昨日までの

                               そして

                               今日の自分を

                               捨て去って

                               明日からの自分に

                               生まれ変わる

                               『依存』することと

                               『頼る』ことの違い



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『 ココナツ・キス 』

2008-05-13 | Weblog

 

                          ・・・ココナツ・キス・・・

 

                          お気に入りのアジアンショップから
                          キミが買ってくるものといえば
                          たいていは種類が決まっていて
                          確かこの前はマンゴーに
                          よく熟したパパイヤだったかな

                          そして今日は
                          ココナツの実なんだという
                          掌にも乗せられるほどの
                          まぁるい可愛らしさが大好きなのと
                          ちょっと得意げにボクに見せる

                          冷蔵庫で冷やしたそれを
                          自分のほっぺにあてて
                          飲み頃になったよとはしゃぐ
                          そんなキミを見ていると
                          大人も
                          子供みたいな時間があっても
                          いいんじゃないか
                          そんな気がしてしまうから不思議

                          それから
                          ふたつ開けた穴にストローを2本さし
                          ボクタチはおでこをくっけるようにして
                          よく冷えたココナツジュースを飲む

                          キミの赤いくちびるから
                          細くて白い喉元まで
                          透明な液体が流れ落ちてゆくさまを
                          眺めるのが大好きで
                          その瞬間ボクの体温は
                          わずかに上昇したカンジになるのだけれど

                          ねぇ、ねぇ、のキミのあどけない呼び声で
                          ボクは我にかえるんだよ
                          ココナツミルクが食べたくて
                          ジュースを飲み干したあとの実を
                          半分に割ってほしいとせがむ

                          でもその前にさ
                          キミの甘そうなくちびるに
                          ちょっとだけキスをしてもいいかなぁ


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『 ふたつの月 』

2008-05-12 | Weblog

 

                           ・・・ふたつの月・・・

 

                             優しい波の音が聞きたくて
                             眠れないそんな夜は
                             そっと浜辺に降り立って
                             静かに体を横たえてみる

                             ひんやりとした砂の感触が
                             微熱を帯びた体に心地よく
                             喧騒の中でごちゃ混ぜになった
                             ボクのからっぽの心まで
                             やわらかに包み込んでくれる
                             そんな気がしたよ

                             波打ち際に押し寄せては
                             すぐに消えてゆく波のように
                             ボクの気分も5分ごとに移ろいで
                             浸した掌で髪を濡らしてみる

                             それから
                             ふと思い立って
                             着ているものを全部脱いでみた

                             素足を入れた波は
                             とてもあたたかくやさしくて
                             悲しいまでに透明のまま
                             ボクの疲れたカラダを
                             癒してくれることに懸命で

                             もう
                             誰に何を言われようと
                             このまま
                             泳いでゆけるところまで
                             波に任せ海に任せ
                             どこまでも流されていくのも
                             悪くはないよそんな海だった

                             空の月は蒼白くそっぽ向いたまま
                             知らん顔をしてくれていたし
                             水面に映る月は揺れながら
                             ボクを沖のほうへと誘う

                             母の胎内に還り往くように
                             命の源の海で
                             もうしばらくこのまま
                             戯れてみるのも悪くはないよね

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『 晴れたらね 』

2008-05-12 | Weblog

 

                        ・・・晴れたらね・・・

 

                          朝おきぬけから降る雨に
                          眠たい眼をこすりながら
                          カーテンごしに窓の外を眺めたキミは
                          とたんに天気と同じ心模様に
                          なったような顔をする

                          今日ボクタチは
                          晴れていたらキミの好きなあの河原まで
                          四つ葉のクローバーを探しに
                          でかけようねと
                          約束をしていたのだけれど

                          どうやらその約束は
                          今度のお休みの日まで
                          おあずけになりそうな気配が
                          部屋一面に漂い始めたその時に
                          キミの眼からぽろぽろと感情が溢れだす

                          今日でなくちゃ意味がないよと
                          キミが言い出すその訳をボクもわかっていたから
                          本当はとっても嬉しかったのだけれど
                          お天気ばかりはボクにもどうにもできなくって
                          今度はボクが困った顔になる

                          “これじゃあどっちの誕生日なのかわからないねぇ”
                          祈るような瞳で窓の外を眺めるキミの
                          耳元でそっと囁いてみる
                          濡れたまつ毛のままのキミが
                          “ホントだね”とクスリと笑う

                          そんな
                          駆け引きのないキミがボクはとっても愛しくて
                          振り向きざまのキミの少し冷たい頬を両手で包み込む
                          今日は一日中キミがそばにいてくれるだけで
                          ボクにはじゅうぶんすぎるほどのプレゼントだよ

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『 ずっとそばに 』

2008-05-10 | Weblog

 

                         ・・・ずっとそばに・・・

 

                           まるでキミが
                           耳元で囁いていて
                           くれたのかと
                           思い違いを
                           してしまうほどに

                           ちかくに感じた
                           電話のキミの声が
                           少しだけ
                           淋しそうだったから

                           今すぐ会いに行くよ
                           そう言って
                           ボクは
                           急いで電車に飛び乗った

                           うん とたったひとこと
                           キミの返事の短さが
                           今のキミの心を映す

                           それがわかっていたから
                           早くキミに会いたくて

                           会っても
                           何をできるワケじゃない

                           ボクにできることは
                           ただ
                           キミのそばに
                           キミが眠りにつくまでの間
                           ずっとそばに
                           いてあげることくらいしか
                           できないのだけれど

                           それで
                           キミの心が
                           安らぐことであれば
                           ずっと
                           やわらかな髪を
                           撫でていてあげようと

                           それだけは
                           ボクにだって
                           できるから

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『 生きるということ 』

2008-05-10 | Weblog

 

・・・生きるということ・・・

 

この世に生きる僕達は
時の流れに逆らうことはできないでいるけれど。
そしてそれが時として
悪いことのように言われてしまったりもするけれど。                             そんなに頑張って逆らおうとすることでもないのかもしれないと。
最近 僕は思います。

世の常は・・・

若さだけが強調されて歳月を重ねることが罪であるかのように言われ。
頑張っているふりをしている者が脚光を浴び。
人より多くお金を携えた者が偉いことだと妬まれ
武器や理論で武装した者たちがかん違いの強さをひけらかし。
先に地球を汚してしまった者達が偉そうに事を議論し。
大人であることが当たり前で立派だと思いこまされ。
他人と同じでないと不安だとおびえることをおぼえ。
涙を流すことは弱虫だとさげすまれ
徒党を組んで歩いていないと変わり者だと後ろ指を指される。

決してそんなことではないと思うのに。

そんな 理不尽とひとことで片付けてしまうにはあまりに悔しくて。
さりとて僕ひとりができることには限りのあることに気づく。
拳を振り上げて正義を叫ぶことよりももっと大切なことがあるはずで。
自分の足元の石ころは自分の手で掃いのけていくしかないのだから。

そして。結局思うことは・・・。
誰からも何も讃えてもらえないヤツほど、自分で驕ってみせるしかないのだと。
自分で頑張ったという者に他人は労いの言葉は贈らない。
本当に苦労をした人は自分の苦労など決して他人には語らない。
死ぬほどの苦しみを味わったことのある者の瞳はいつでも深く優しい。
本当に強い人の言葉はいつでも温かく透明で柔らかい。

わかるヤツにはわかるから。わかるヤツにしかわからないから。
僕の大切な人たちにそれが伝わってくれたら。それでいいのだと。
僕はそんな風に思うのです。

 


 

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『 深夜に 』

2008-05-09 | Weblog

 

                               ・・・深夜に・・・

 

                                  月があくびする
                                  キミが眠る
                                  ボクはうたう

                                  星が居眠りして
                                  キミが寝返りをうち
                                  ボクは膝を抱える

                                  風が薫る
                                  雲が流れる
                                  ボクは空を見る

                                  海が凪いで
                                  キミが薄目をあけ
                                  ボクは首をかしげる

                                  雨が降り
                                  キミが背伸びして
                                  ボクは笑う

                                  天使達が目覚め
                                  キミが微笑み
                                  ボクは甘える

                                  屋根の上で
                                  2匹の
                                  ネコが戯れる

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『 キミの 』

2008-05-09 | Weblog

 

                              ・・・キミの・・・

 

                                キミの
                                いつでも人を信じきる
                                強い心根が
                                大好きだよと
                                あなたは私を見据えて話す

                                キミの
                                曇りのない
                                まっすぐな瞳が
                                大好きだよと
                                あなたは私の顔を覗き込む

                                キミの
                                生まれたままの色の
                                長くてまっすぐな髪が
                                大好きだよと
                                あなたは耳元で囁く

                                キミの
                                二人きりでいる時の
                                甘えた声が
                                大好きだよと
                                あなたは私の唇を濡らす

                                キミの
                                首筋から鎖骨に流れる
                                ラインがとてもキレイで
                                大好きだよと
                                あなたの長い指でなぞる

                                汗が飛び散る
                                吐息がもれる
                                長い髪が濡れる
                                あなたが抱きしめる

                                そうして
                                どれほどの月日を
                                あなたと私は
                                過ごしてきたのだろう

                                今夜も
                                蒼白い月が
                                ようやく眠りにつく頃に
                                あなたの腕の中で
                                私は自分を見失う

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『 石ころを蹴とばしながら 』

2008-05-09 | Weblog

 

                         ・・・石ころを蹴とばしながら・・・

                            幼い頃の缶蹴りは
                            なぜだか涙の味がした
                            西の空が茜色に染まるころ
                            人々が家へと急ぐ
                            明かりの灯る窓辺からは
                            とてもあったかいにおいがしていたよ
                            今晩のおいしいご飯のにおいかな
                            それとも
                            優しいお母さんのにおいだったのかな
                            公園での缶蹴りにも飽きてきて
                            遊んでいた友達が一人ひとり抜けてゆき
                            最後の一人になったボクは
                            道端の草をむしり石ころを蹴とばしながら
                            ようやく家へとたどりつく

                            本当は早くお母さんに会いたくて
                            みんなと同じに
                            空かしたお腹をかかえては
                            一目散に飛んで帰りたかったのだけれど
                            それじゃあまるで子供みたいで
                            なんだかちょっと恥ずかしいような
                            そんな気がしていたし
                            そんなちっぽけなことを我慢できなきゃ
                            大人にはなれないと思い込んでいた
                            そんなワケもわからないようなやせ我慢も
                            結局は時間の問題で
                            おかえりなさいのお母さんの声を聞くと
                            泥んこになった手を洗いもせずに
                            真っ先にお母さんの背中にしがみついては
                            おかしな子だねと笑われていたっけ

                            あれからどれくらいの歳月が流れたのだろうか
                            もうとっくに母の背を越して
                            大人と呼ばれるようになった今になっても
                            あの頃の公園のはじける笑い声や
                            缶ケリの爽快感
                            道端の草のにおい
                            蹴とばした石ころのつま先の痛み
                            柔らかな母のあったかかった背中
                            おいしい晩ご飯のにおい
                            そんなすべてのことが
                            まるで昨日のことのように
                            ボクの心の中で大切に息づいているよ

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『 きらきら・ふわふわ 』

2008-05-09 | Weblog

                                                                    
                        ・・・きらきら・ふわふわ・・・

                              今年もやっと
                              巡ってきたね
                              キミの好きな
                              タンポポの咲く季節

                              黄色い花が
                              咲き乱れたら
                              二人で行こうと
                              約束してた

                              あの山の麓の
                              草原へ
                              キミと手を繋ぎ
                              息を切らして走る

                              たどり着いた
                              あたり一面は
                              黄色のじゅうたん
                              敷き詰めたように

                              去年の香りも
                              そのままに
                              ボクラの訪れを
                              待っててくれた

                              タンポポって不思議
                              黄色い花と綿毛のままの
                              両方がいっぺんに
                              春の陽射しを浴びて

                              きらきら・ふわふわ
                              輝いて
                              命の流れが
                              見えるようだねと

                              キミは花びらに頬寄せる
                              そのしぐさがとても
                              愛おしくて
                              ボクはキミに唇寄せる

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『 離れていても愛してる 』

2008-05-08 | Weblog

 

                         ・・・離れていても愛してる・・・

                             キミの好きな
                             青と白のムスカリの花が
                             咲くころに
                             またここで会おうねと
                             あの時交わした約束を
                             あなたはまだ覚えていて
                             くれるだろうか

                             会いたいときに
                             いつでも会えるわけじゃないからと
                             私のことを気遣うあなたは
                             小さな写真を一枚
                             私の携帯に託していったね
                             少しはにかんだ顔のあなたと
                             ちょっとすました顔の私が
                             ほっぺたをくっつけて
                             仲良く写っているそれは
                             いつかの雨上がりの日に
                             ふたりで手を繋いで
                             ただ黙って散歩した時のものだね

                             “離れていても愛してる”
                             そんなメッセージのつけられた
                             小さな写真のメールに
                             “離れていても愛してる”と
                             たったひとこと
                             私も 応えたよ

 

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