風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

松山あげ

2005年10月20日 | 食べもの帳
昨日は夫と義母と3人で買い物に行きました。
たまには行ったことのないスーパーで買おうということになり、
少し離れたところまで車を走らせました。
「いつもと違う店に来るとおもしろいねぇ」なんて言いながら、
カートを押していると…。



「松山あげ」、おお、これは初めて見ました。
早速、カゴへ。
義母と二人、「へぇ、油抜きしなくていいんだぁ」と、調理法を読みました。
味噌汁、煮物、ばら寿司、炊き込みご飯、うどん、そうめんなどなんでもOKだそうで。

パッケージに「伊豫名産」とあります。
「伊予」でないところがまた何ともいい感じ。
今朝、お味噌汁に入れてみました。
いつもの油揚げと風味が違います。
これは、うどんやそばに入れた方が、もっとおいしいのではないかと思いました。
松山あげを生で食べてみたら、乳児用の白いおせんべいみたいな感じです。
ふわっとしていて、口どけがいいです。
天かすを四角にしたような感じでもあります。

20年ほど前のこと、福井県に住み始めて、あちらの豆腐屋さんで初めて油揚げを見たときは、
その大きさと厚さに驚きました。
静岡では、長方形で薄いものが店頭に並んでいるのですが、
福井のは、15cm四方くらいの正方形で、厚揚げと薄揚げの中間ぐらいの厚さでした。
新しい「食」の発見は楽しいものです。

そういえば、初めて白いはんぺんを見たときも驚いたものでした。
しかも、そちらの方が主流だと知って…。
静岡で「はんぺん」と言えば、いわしのすり身で作った「黒はんぺん」です。
これ以外のはんぺんがあるなんて、当時は想像もしていませんでした。
私は人前では気取って「はんぺん」と言ってますが、
本当は「はんべ」と言う方がしっくりきます。
味噌汁は「おつけ」、油揚げは「お揚げ」と言う方が馴染めちゃうんです。

温かいものが恋しい季節、今度は松山あげ入りのうどんが楽しみです。



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