まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

薫楽荘のディテール

2019-06-19 23:47:00 | ディテール
旅館薫楽荘の続き。

元お茶屋建築の薫楽荘は、外回りの敷瓦やマジョリカタイルだけでなく、内部にも凝った意匠があちこち見られる。
チェックイン時に古い建物が好きなんですと女将さんと話していたら、他のお客さんが入られる前にと2階の
他の部屋も案内して下さった。
この旅館の3代目であるご主人と女将さんがここを継がれたのは1994(平成6)年。ご夫婦で伊賀上野に戻られ、
それまで10年間ほど休業していた旅館を再開されたとか。


玄関の天井を見上げたらこんなの。何かパンダみたい(笑)


四隅がこんなふうに丸く切り欠かれている。ブレブレ・・・(汗)


廊下の垂れ壁にはこんな扇の形のくりぬきがあったり。


内壁の丸窓もとっても手の込んだもの。しかしどこまでが明治後期の建築時のものかはよくわからない。
共用スペースなどもきれいにしてあり、こまめに手を入れて維持されているようだ。


ふすまには焼き物の引き手が使われていた。
写真がブレブレなのは、絞り値が知らない間に変わっていて超絞った状態になっていたため(涙)


蝶々のフックもブレッブレ(泣)


天井は木の皮を矢羽根状に貼り割竹で押さえた意匠。


意味不明の壁の意匠。ここが扉になっているわけでもない。


手裏剣みたいなイメージの引き手。


こちらにも正方形のくりぬきが。「ますます」と読むべきなのか??じゃあさっきのは「おうぎおうぎ」??意味不明(爆)


2階の階段を上がったところの共有スペースの天井はあずまや風というか、峠の茶屋風(笑)。


とっても雰囲気のある2階の廊下。


泊まったお部屋は正面側の竹の間。太い床柱が真ん中でちょん切れている。


欄間は虫食い板?


部屋の前の廊下の垂れ壁には輪違いの模様の透かしが。


朝食を取った1階の大広間の床の間。ワイルドな床柱、すご~く長い違い棚など、全体的にデカイ!


いろんな種類の木材の皮つき丸太を並べた床框が面白いな!




さすが米どころ伊賀。伊賀米のごはんがおいしいおいしい!!たっぷりおかわりしておなかいっぱい!


廊下から見えるお庭になにやら動物が・・・あれは何?ブタと犬??
ええ~っ、鹿なの!?ごめんなさい、全然見えない・・・(爆)


あまり広くないがいろいろ見どころの多い建物だった。
2012年の時点ではお茶屋からの転業旅館が3軒残っていたようだが、向かいのいとう旅館はすでに営業を
やめられている。もう一軒はどこかわからないが、、、花街であった頃の町に思いを馳せながら泊まれる現役旅館は
とても貴重。これからもがんばってほしいなぁ!
気さくで楽しい女将さんのファンは多いだろう。私もまたリピートしたい。今度は2食付にして、名古屋の料亭で
修行したというご主人のお料理を食べてみたいなぁ~~


続く

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