まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

雨の尾道、駅前渡船

2019-09-15 23:48:25 | 川・橋・船
尾道の続き。

尾道で泊まった駅前の旅館では、翌朝8時までに出てほしいと言われていた。なんでも、その日から旅行に出かけるとのことで(笑)
私よりあとに予約しようとしたお客は断ったのだという。そりゃプライベートは大切(笑)、もとより長居するつもりもなかったので
8時前に宿を出た。さすがに今日は雨が降っている。昨日はうまい具合に雨を避けられたが、元々大雨予報なのだからしとしと雨
ぐらいならありがたいと思わねばならない。それでもまち歩きする気にはなれず、ちょっと海だけ眺めて行くか、と駅前の
ボードウォークの方へ歩いて行くと、船がいた。あっ、そうか、ここにも渡船のりばがあるんだ。


「駅前渡船」。ちょうど船が到着したところで、お客がバラバラと下船してきた。乗ろ!急ぎ足で浮き桟橋へ。
私の船好きの対象は、定期航路と渡船。いずれも生活の足であることがいいのだ。


尾道の渡船は以前「向島渡船」に乗ったことがある。あちらは小さいながらも車も乗せられる「カーフェリー」だったが、
こちらは徒歩客と自転車、125cc未満のバイクしか乗れない小さな旅客船。しかし日中は12分間隔で往復しているというから
かなりの頻度だ。前後どちらでも接岸できる形で、操舵室は宝形造の屋根に九輪を模した飾りが載った寺院風?(笑)


乗り込むと係りの人が料金を徴収しに回って来た。大人100円。


動き出した船は尾道水道を斜めに横切っていく。雨が降っているため屋根の下で手すりをしっかり握っていなければならず
あまり景色をゆっくり楽しむ余裕がないが・・・(汗)


緑色のクレーンの脇を通ってJFEの工場がある運河へ入り込んだ。船着場はどこだ?


うわぁ、川を遡っている。運河は幅が15mぐらいだろうか、そのうえS字型に湾曲しており船が通るといっぱいいっぱいで
感覚的には両岸に手が届きそうな感じ。どこまで行くのかな?ワクワク~~!!運河は狭い方が楽しいのだ(笑)


そしてS字カーブを曲がりこんだところに船着場が現れた!何、この秘密めいた感じ(笑)。これだけ入り込んでいたら、
海が荒れても影響は少ないだろう。




数人のお客が桟橋で待ち構えていた。


客が下船するや乗船、あっという間に出発してしまった。




自転車がいっぱい。本土から工場へ通勤する人と共に、島に住み本土側へ通勤通学している人も結構いるのだな。


向島側の乗り場全景。


写真を撮っている間に雨が結構降ってきた。。。次の船までちょっとうろつこうかと思ったが視界には工場と住宅しか
見えないので(汗)、あまり離れず小歌島橋の上で運河を眺めながら、戻ってくる船を待つ。


・・・来た!!


小回りのきく船はすいすいと運河を進み、着岸。さぁ、私も行かないと!






また尾道駅前に戻ってきた。私が降りるや、船は新たな客を乗せさっさと出発した。これを一日中、年中繰り返している。忙しいな!
約30分の小旅行。楽しかった~


JRで岡山行きに乗り込むと、山の方は真っ白。あぁ、雨が激しそうだ。。。

続く

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