まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

吉野神宮駅の引込線

2010-02-14 20:46:22 | 鉄道風景
ひと月前に近鉄吉野線の吉野口駅下市口駅を車で巡り、六田でタイムアウトになったのだが、
その先、吉野神宮駅にこんな早く来ることになろうとは(笑)。

安いきっぶのないこの時期、さぁ週末何しよう。。。実家にメールしたら、兄がいくつか
プランを提示してきた。その中の一つが、吉野神宮駅の貯木場引き込み線跡探訪。
よっしゃ!!


途中越部駅近くに魅惑的な踏切発見、ちょっと行ってみよう。民家のきれいな石垣、
竹やぶ越しに見える吉野川の青い流れ。石垣はいかにも水成岩といった趣の淡いグレーに
白い筋が入った石からなり、南天の実の赤色が際立つ。

踏切の警報機が鳴り、ちょっと懐かしい顔をした2両編成の特急がカーブの向こうから現れた。

小さな踏切の向こうには椿橋という名の、これまた素敵な人道橋があって、その上に立つと
よく見知った吉野川でなく何だか遠くに来たような新鮮な風景に感じられる。なかなかのグッドスポットだ。

しかし、、、川の上は吹きさらし、雪もチラチラ・・・寒~!!退散。。。


さてまた車に乗って、美吉野橋を渡って吉野神宮駅へ。駅の手前で築堤の下にアーチの
トンネルがちらりと見えた。おお~っ!件の引き込み線はホームの東側を通っていったん
90度振り、スイッチバックして吉野線の下をくぐっていたという。

吉野神宮駅の今ある留置線の外側にホーム跡らしき駐車場があり、さらにその外側に
カーブした道がある。これだな。


たどっていくとゲートボール場にあたったのでその先に回りこんでみると、築堤跡らしき石垣が
だんだん下ってきており、上は畑になっていた。


そして、、、おそらくここがスイッチバックの終点だ。ここで振り返って、あのトンネルに
向けて頭の中の線路をつないでみよう。しかしルート上には建物もあり道はまっすぐでない。
この線の廃止は昭和48年というが、軌道敷がそのまま道になったわけではないようだ。


色あせた古い案内図によると、この地域一帯が貯木場で東西に2ヶ所の原木市場があったようだ。
(今も機能しているのかは不明)
大小の製材所がたくさんあり、道端に積み上げられた木材があたり一面に木の香りを放っていた。


このトンネルは「丹治高架拱橋」という名がついている。
見上げるような大築堤!両脇は枕大の川石がびっしりと積み上げられていて見事と言うしかない。

この石垣は下段と中上段とで石の種類が違うように見える。下段には、硬そうなキャラメル色の
石が使われていた。

製材所の敷地内に入って行った線路はどこまで続いていたのだろうか。


製材所の裏に回り込んでみると、細い川に分厚いコンクリートの橋が架かっていた。
橋の幅は細く、線路がここまで続いていたのかどうかは分からないが、ガッチリと作られた
橋台やコンクリート床板に埋まったレール断面形が鉄道のにおいをぷんぷんと漂わせていた。


想像だが、メインの引込線のほかにもトロッコの線路などがめぐらされていたのではないだろうか。
イマジネーション膨らむ楽しい場所だ。


ところで廃線跡の横にあったこちらのお宅は、プロゴルファーがお住まいなのだろうか?
玄関の両脇の塀に、こんなスイングポーズ付きの丸瓦が!かわいい~~


遊び心のある瓦屋さんだね。ナイスショット!!

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6 コメント

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吉野神宮側線 (マユ35)
2010-02-15 05:53:06
吉野神宮の引込み線は、私も18年前に訪問しました。現役時代の写真を頼りに歩きましたが、家並みも変わり特定することが困難でした。
ここで積まれた木材は、吉野口や柏原で国鉄に引き継がれ、全国に送られたのでしょうか。
マユ35さん、 (ぷにょ)
2010-02-15 23:48:45
18年前でもうすでに特定するのが困難でしたか。。。

ここから国鉄経由で全国へ・・・・かぁ~
旅客路線なら夢のような楽しいルートを、貨物は黙々と走っていたんですねぇ~
Unknown (ブル君)
2012-04-21 13:19:05
地元の者です。
詳しく調べておきます。
ブル君さん、 (ぷにょ)
2012-04-22 02:04:21
ようこそいらっしゃいませ!
吉野神宮駅の近くにお住まいですか!
木材市場への引込線跡といい、吉野川橋梁といい、絵になる魅力的な風景がたくさんありますね~
廃線になってからだいぶたってもなんとなく想像できる
程度に痕跡が残っているのは、郊外のいいとこですね。
都心だとすぐほじくり返されてしまいますから~

何か分かったらまた教えて下さいね!
最後のゴルファー瓦のお宅は元プロゴルファーがお住まい
とか聞いたような・・・
Unknown (きぶん)
2019-12-16 23:56:18
吉野神宮駅の直ぐそばで生まれ育ったものです。
自分が物心ついた頃(1974年生まれ)には既に貯木場への引き込み線はなかったですが、吉野線には貨物が走り、吉野神宮駅には貨物用のスイッチバック用の引き込み線(物心ついた頃には貨物や回送列車の待機場所や車庫がわりになっていた)や待機線はありました。子供のころはよく駅まで見に行きました。
ゴルフの瓦は、その家の住人が、毎日ゴルフを休まず周ったかの記録がギネスにのり、そのあとその家を新築した時に作ったらしいです。庭の駅からよく見える場所にゴルフしているの銅像もなかったですか?私も今は違う町に住んでいるので、久しくみてないですが、昔は夜にはライトアップもしてました(笑)
きぶんさん、 (ぷにょ)
2020-01-11 23:21:05
コメントありがとうございます!
返事が遅くなってすみません(汗)
1970年代でもまだ吉野線に貨物列車が走っていたのですか!?
いいなぁ~~吉野線に貨物は絵になりそうですねぇ~~
ゴルフ瓦の家はそういうエピソードがあったんですね!
銅像!?ライトアップ!?すごい凝りようですね(笑)
面白いです。ありがとうございます!

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