まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

飫肥の建物めぐり 2

2018-11-16 20:26:12 | 建物・まちなみ
飫肥の続き。

商家資料館は現在メイン通りである本町通りに大きな妻壁を見せる土蔵造りの建物。元は山林業を営む豪商の家。
1983(昭和58)年の本町通り拡幅のときに移転復元したものらしい。


ここでは江戸時代の商家で使われていた道具などが展示されている。


欄間は汽車がデザインされた透かし彫りだったが、これは元からのものだろうか?復元時の作かもしれない。


こちらはレンガ車庫?


本町通りではちょうどパレードが練り歩いていた。


沿道の見物客もかなりの数で、出演者も飫肥の住民総出かと思わせる賑わい。



こちらも本町通りに面した、服部植物研究所。この建物は1941(昭和16)年に建てられたもので、
現役の研究所らしい。
世界唯一のコケ類専門の研究所を設立した服部新佐博士は、服部亭の建物を建てた服部新兵衛の孫にあたる。


この玄関先に座りこんで軽食を取っている人がいたので外観を撮りづらく、何とかタイミングをみて撮ったけど
ペットボトルが・・・(苦笑)


裏側を見ると普通の家っぽいが、アースカラーのモルタル塗りのせいで洋館っぽい雰囲気を醸しだしているな。




ここは一般公開されていて無料で見学できる。


コケに関する本や標本、顕微鏡など、研究所らしいものがあるかと思えば、苔玉やテラリウムやポストカードなども
あって、おしゃれな雑貨屋みたいな雰囲気でもある。




オープンでフレンドリーな施設だが、その活動は国際的にコケ研究の進展に貢献するすごい施設なのだ。


私も苔が好きだが、苔を育てるのは結構難しく、これまで何度も植えてみたが一回も育ったことがない(汗)。
ここで苔の育て方をじっくり教えてもらいたいなぁ。。。




服部植物研究所の庭先に生えていたコケ。さすがに元気で生き生きしてる!!


こちらは藩医であった梅村家の住宅で、1926(大正15)年築。非公開なので外から眺めるのみ。
総2階建ての形状と下見板張りの外壁が、同じく医院であった旧飯田医院の建物と似ているな。


玄関部分には古典的な装飾が。


広い敷地に建つ2階建ての洋館は遠くからでも目立つ。
2階の軒周りの小さな持ち送りが洋館らしさを醸しているが、実は内部はほとんど和室なのだそうだ。


続く。

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