まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

食後の夜歩き建築めぐり (台湾)

2019-03-11 22:47:05 | 建物・まちなみ
台北の続き。

士林官邸をあとにして夕食の予約してあった店に向かう。今日は台湾花磚博物館の徐さんと一緒に食事する約束。
この新東南という店は以前建築講座の仲間8人で台北へ来た時に来たことがあり味は実証済み。在台の友人に聞けば
地元の人気店らしい。表のいけすや棚から魚介類を選んで注文した料理はさすがにどれもおいしくて満足満足!!




お土産を交換して皆でおしゃべりを楽しみ、サプライズプレゼントも頂き、感激のひとときを過ごした。


来る時に中正紀念堂駅から乗ったタクシーの車窓から見えた建築を見に行きたいと、食後に少し散策することに。
ここは1955(民国44)年に開館したという国立歴史博物館。中国古建築風デザインを取り入れた戦後建築だ。
さすがにすごいゴージャスな建物だな!


お城のような門柱。馬車のレリーフが。
しかしすでに開館後60年が経ち老朽化していたのだろう、去年から大規模改修のため3年間閉館中らしい。


こちらは「国立台湾工芸研究発展中心台北当代工芸設計分館」。1958(民国47)年竣工。
もともとは「国立科学教育館」として建てられた。
このインパクトのある形はやはり北京の天壇を模してあるのだという。しかしすごいアレンジだなぁ~


RC造で、窓の格子や垂木などは修復工事でアルミやステンレスに変更されているようだ。


そして建国中学。正式には「台北市立建国高級中学」、日本で言う高校にあたる。
日本統治時代の1898年に創立された台湾最古の公立高校で、かつて「台北一中」の名で知られた超エリート校。


2005年に修復工事が完成し、美しいレンガのファサードを見せている。威風堂々として見るからに賢そう(笑)
この建物は上から見ると「中」の字型になっているのだとか。


徐さんが守衛さんに声をかけてくれて中まで入って見ることができた。
真っ白な天井と梁、アーチがずらりと並んだエントランスホールには気品が漂う。




ここは男子校。今日まで数多くの各界著名人を輩出しているとか。
夜なので生徒はいなかったが、台湾の将来を担うであろうエリート男子諸君の顔を見てみたかったなぁ~(爆)


そしてこちら、大きな交差点の一角を占める落ち着いた建物。説明板によると、これは1931(昭和6)年に
建てられた元台湾教育会館。戦後は台湾省長官公署となり、その後もアメリカの文化交流局が入居したりしたあと、
2011年2月28日から「二二八国家紀念館」としてオープンしている。


設計は、台湾総督府営繕課長だった井手薫。この人は台湾で多くの建物を設計している。


外壁は洗濯板タイルと勝手に呼んでいる、山型のリブの入った小口タイル。




二・二八事件の犠牲者の名誉回復運動を目的として開設され、事件についての展示があるようだ。
二・二八事件は台湾を知る上で絶対に外せない悲しい歴史。戦後すぐに起こったこの事件は、その後1987年まで
戒厳令という形でずっと尾を引いていたのだ。つい30年ほど前、私もとっくに生まれていてのほほんと暮らしていた時代に・・・
それを最初に知ったときは本当にショックだった。あぁ、今の平和な時代が続きますように・・・

また昼間に訪れてみよう。

続く
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