まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

台中発タイル民居めぐり2 (台湾)

2019-03-13 22:47:16 | 建物・まちなみ
霧峰林家の続き。

明台高級中学を出て少し歩いて行くと、大邸宅が見えてきた!ここが霧峰林家の邸宅である。
このような大きな門が3つも並んでいた。うわぁ~~、今まで見たどこよりも規模が大きいな。何か町全体が
林家のテーマパークみたいだ(笑)
燕尾型の屋根の棟が緩やかで美しい反りを見せる。道路と門の間には磚敷きの空間があり、金門島で見た民居と似ているな。
純粋な閩南式の四合院民居。


おや、妻壁にうろこ形の磚が貼られている。こういううろこ形のスレート貼りの壁を、飫肥の飯田医院小樽の民家で見たな。
台湾でも薄い磚をいちめんに貼り付けた壁は三峡などで見たことがあるが、こんなうろこ形のは珍しい。
もちろん材料は新しいものと見えるが、オリジナルに基づき修復されているのだろう。


長屋門のような「門庁」はシンプルな美しさ。基壇部に小さな玉石が埋め込まれているのがカワイイ。




広大な敷地にたくさんの建物が建っている中、マジョリカタイルが貼られているという家を見に行く。
・・・しかし、門が閉まっている!?前は開いていたと徐さんは言っていたが、観光客が群がっている宮保第の
受付で尋ねてくれたところ、そこは通常公開していない建物であり、どうも特別なアポイントが必要なようで・・・
残念ながら入れなかった。


塀越しに覗くと、広い前庭の奥に三合院の建物が見えた。


あっ、確かにマジョリカタイルがたくさん貼られている!!


ここは他とは違い、軒飾りを持つちょっと洋風の建物もあるようだ。あぁ、入りたかったなぁ~
次回は是非リベンジしたいな!


受付で入場料を払い、宮保第の中へ。広い敷地内でここだけが公開されている。しかし、入場料はかなり高かった。。。
250元だから約1000円か(汗)
宮保第は「台湾に現存する唯一の清代一品官職の官邸」といい、構造も意匠も和風や洋風の影響は全く受けていない
純粋な中国風の四合院と見える。しかし独特なのは、ここの中庭に「大花庁」と呼ばれる舞台があるのだ。


家に居ながらにして芝居などを見物するための、自家用の戯台。なんと贅沢な・・・当時の林家の超セレブな暮らしぶりが窺える。
大きく跳ね上がった屋根が派手で周りから浮いている。と言うのは悪い意味ではなく、舞台を際立たせるために
あえてまわりを地味に造ってあるように思える。


天井の見上げがすごい!!廟建築の天井を思わせる折上げドーム天井。これは「藻井」と呼ばれ、「花開富貴」を
象徴する牡丹の花が中央に配されていた。


そして床下には大きな甕が置かれているのが見える。日本の能舞台と同じく音響効果を狙ったものだ。
大花庁は台湾に唯一現存する木造福州式舞台なのだとか。




家の中も見学する。深いあめ色の木部にはすごく緻密な透かし彫りが施されている。


うわぁ・・・


室内側から見た透かし彫りのシルエットの美しさに息を飲む。。。


ところでここも実は、1999年の震災で写真のようなひどい状況になってしまったのを修復したようだ。
多くの建物が完全に倒壊してほとんど建て直しというくらい。しかしとても丁寧に忠実に復原されているように見える。
よくぞここまで・・・あっぱれ!これは入場料が少々高いのも仕方がないな。。。
いちばん古いものは1858年に建てられたというが、どこまでがオリジナルかはもう分からない。


奥の休憩コーナーのお姉ちゃんが、アムロを知ってるか?と聞いてきた。何でも、この中庭で安室奈美恵が踊ったといい、
タブレットでそのミュージックビデオを見せてくれた。キレのあるダンスが一段と映えていたな!


ここの建具にはまった格子は柄が全部違って、パステルカラーに着色されていてカワイイ~~
これはまさにインスタ映えスポットに違いない(爆)


こちらの透かし彫りにはコウモリが見える。蝙蝠の「蝠」の字が「福」と同じ音であることから、縁起のいい
モチーフとなっている。


宮保第のみの見学と言ってもかなり見ごたえがあった。そして、修復建物でもピカピカの違和感はほとんど感じないのがいい。
現代でも当時と同じように復原できる技術が受け継がれているということは、本当に素晴らしいなぁ!


続く
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