まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

西脇の旧日の出湯

2018-04-17 23:21:52 | 建物・まちなみ
西脇の続き。

旭町通りという商店街を歩いていくと、十字路ごとに曲がるか曲がるまいかと迷う。
ある辻でちょっと曲がってみようという気になって、進んで行くと、、、おや、これは?
いかにも古い木造の建物で、板塀で少し囲いを作った中にドアが二つ。おぉこれは、お風呂屋だな!!
しかしもうやっている気配はない。。。
うわぁ、もったいないなぁ。。。こんな古いままの佇まいが残っているのだから、中も古いに違いない。
何湯という名前だったのだろう。いつ廃業したのだろう。それだけでも聞いてみようか。


お住まいの方に声をかけたらおばちゃんが出てこられた。
この建物はお風呂屋さんですか?そうです。あぁやっぱり。今はもうされてないんですか?
もうやめてしまったんですよ。あぁそうなんですか。何というお風呂屋さんだったんですか?日の出湯です。

玄関先でお話をしていると、よかったら中を見ますか?と。
えっ、いいんですか!?どうぞ。すみませんね、急に、厚かましく。いえ、昔のことを話せるのはうれしいのよ。

ガタガタと木製の戸を開けて下さり、中へ・・・・うわぁ、いいなぁ!!
番台、脱衣所は木の床、格天井。あっ、組み絵タイルもあるじゃないの~~


浴室への入口ドアの左右に6枚組みの手描きの絵タイルが、男女それぞれ2ヶ所ずつ。全部違った柄だな。
こちらは女湯。



こちらは男湯。



鏡やベビーベッドはほしいという人にあげてしまったのだそうだが、やめられた後もそのまま保存したような空間。
お風呂屋はお祖父さんの代から3代にわたって続けてこられた仕事で、ご主人は高齢になってもやめたくなかった
そうだが、体調を崩されたので平成23年に引退されたということだった。
平成23年って、つい7年前じゃないか。あぁ、現役の時に入りに来たかったなぁ!!


古くて恥ずかしくて・・・。いやいや、よく元の姿をずっと保ってこられたものです、素晴らしいですよ!
そう?ロッカーも昔は古い木の扉のだったんだけど、途中で新しくして。これが来た時はうれしかったのよ(笑)


浴室も見せてもらう。おぉ~~、ストレートエッジの白タイルがいちめんに!!もう潔いほどに。


白タイルのふちに控えめに入った雷文のマジョリカタイル。


外側に腰掛があるタイプの浴槽が男女の仕切り壁に沿って1つのみ。浴槽はモザイクタイルで埋め尽くされている~~
あぁ、電気を点けてお湯を張れば今でもすぐに復活できそうな気がするのに。。。


男湯の脱衣所にあった木のドアを開けたら中には階段があった。
2階は、昔は休憩所として使われ、湯上りのお客さんが将棋を指したりしていたようだ。




この建物はどうされるんですか。う~ん、私たちがいる間はこのままかな。壊すのはまわりに迷惑もかかるし
私たちがいなくなってからにしてほしいと思ってるんだけどね。。。
ご主人が人生の大半をつぎ込んで続けてこられた商売。そりゃあ愛着も思い出も詰まった建物だもんなぁ。。。
壊すのを見たくないに違いない。。。話を聞いていると胸がきゅんとなる。何かうまく活用できればいいんだけど・・・
誰か西脇でお風呂屋カフェとかやる人いないかなぁ??

番台って小銭を落とすでしょう、店を閉めてからこの下を開けたらね、小銭がもうたくさん、7~8千円分ぐらい
出てきたのよ(笑)

あぁ、楽しいお話、ちょっと切ないお話、いろいろ聞かせてもらって充実した時間を過ごすことができたなぁ。
ありがとうございました。

日の出湯が面する道は「銀座通り」と呼ばれていたらしく、今は静かな住宅街の道だが、昔は賑やかだったそうだ。


その銀座通りをさらに進んで斜めの道に突き当たったY字路のところに、洋館が建っていた!!おおっ


「村上歯科医院」。昭和初期らしいシンプルなデザインながら堂々とした玄関。


広々したポーチには二丁掛の外装タイルが張り詰められている。玄関の横の壁には丸窓もあった。


中にはステンドグラスやタイルがありそう~~~な匂いが(笑)


こちらは居住スペースだろう、1階は和館だな。奥行もかなり深いお宅だった。


続く
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