まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

年末、京都のタイル歩き その2

2018-03-09 23:14:41 | ディテール
京都の続き。

前に洋風建築めぐり講座で見にきたことのある顕道会館。


三条通、四条通、五条通、などと比べものにならないほど細い細い六条通商店街。両手を伸ばせば届きそう(笑)
オシャレな今どきのゲストハウスがあったり、昔ながらの和菓子屋さんがあったりと、歩いて楽しい通りだ。


昭和レトロなタイルもたくさん。化粧品屋さんの渋い凹凸タイル。




カヨ美容室と書かれた建物は、もう営業されていないだろうが、とにかくパーツパーツがカワイイ。


型板ガラス、窓下の布目タイル、2階の面格子・・・前に置いている自転車もひと役買っているなぁ。


こちらはペット美容院。モスグリーンの小口タイルのニュアンスが素敵だなぁ。


タイルをよく見ると、どうも呉須を筆で塗った上に織部か黄瀬戸釉をかけてあるようで、呉須の色むらが
緑の濃淡を作り出しているようだ。ははぁ~、今度陶芸でやってみよう~~


狭い道だが人は好んでこの道を通るのだろう、結構人通りがある。


六条通りを後にして北へ。事務所ビルの2階の窓下に真っ青なタイルが貼られていた。


こちらは新しく貼られたボーダータイルだが、オレンジ色を混ぜているのがニクイね~~


ちょっと変わった建物を見つけた。料理屋か旅館だったのかな?


奥まった入口ドアは大柄の型板ガラスが。カフェーか?なぜか分からないけど艶かしい空気を感じる・・・


カワイイ2階の窓の面格子。


下京中学校に出くわす。新しい校舎になっているが、さすが京都のまちなか、格子や土壁や瓦など景観配慮が著しい。


1階の壁は築地塀風の意匠なのだろう、土壁にタイルが埋め込まれ、ツライチで仕上げてある。素敵だなぁ。


埋め込まれた粗面タイル。


うわっ、この大きな建物はなんだ!?


林英株式会社。「各種風呂敷製造卸」と書かれている。繊維関係の会社らしい。


塀も壁もタイルがみっしり。こんな会社がまちなかにドカンとあるなんて、さすが京都・・・


五条通を北へ渡るとひときわ古くカッコイイビルが。「つくるビル」「林英ビル」との切り文字サインが
側面の壁についている。あぁ、さっきの林英の所有するビルなのか。「○2アトリエカフェ」とのサインも出ており、
昭和レトロビルの魅力はちゃんと認識されているようだな(笑)


続く
コメント
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