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金曜日にkawamura艦長に声をかけたら、nozawaシェフ&航海長・ハジメ“次郎”操舵長も鐙摺港に集合してくれて、クルー4人で“えるそろ”を本年初セーリングに出すことができた。大阪に単身赴任している風海庵がセーリングに出られるのは去年の5月3日以来です

去年の夏は大荒れで船を出せなくて、買い込んだ飲料食料をひたすら消費する怠惰なポンツーンライフだった。

 

例によって0800過ぎにJR逗子駅に到着。駅のそば屋で、玉ねぎ天そばとお稲荷さんで朝飯。これがおきまり。逗子駅の駅そば、俺ぁ美味いと思うね。立ち食いといやあ、御茶ノ水のニコライ堂のそばにあった辰巳庵(いわゆる“駿そ”)が一番だった。復活しないかなあ。

 

バスに乗って鐙摺港入り口で降り、ポンツーンへ向かう。昨日より風が少しだけ温い。江ノ島のむ向こうに富士山が大きく見える。この風景が単身赴任先の関西では絶対に味わえない、風海庵の原風景だ。

 

“えるそろ”に着くとすでにkawamura艦長とハジメ操舵長が船体を水洗いし、エンジンの暖機運転びかかっていた。新年挨拶もそこそこに、セールとシート類のセッティングにかかる。毎回繰り返されるこの決まりきった手順を、各自が迅速確実にこなしていく...このワークが心地よい

 

風が強くなってきて港中のリギン類が、ビュンビュンカンカン鳴るようになってきた。港口から外に出でると西風に南西から2mのうねり。夜半の強風のなごりか。

メインとレギュラージブを上げて、大崎の鼻に向かって少し走ってからタックした。

海に出るまでは、名島の先をかわせば、南北に帆走できるかなと思っていたけど、風が強まりつつあるこの海況では波をかぶるのは必至。快晴の帆走始め。贅沢を言わず、ちょっと走ってからさっとジャイブを入れて反転。帰路は後ろからの波で、ささやかなサーフィングを楽しみました。

 

FJとかファイアボールといった学生のディンギーが帰ってくる中、“えるそろ”と入れ替わりで出てゆくオプティミストの子供たち...あの小っちゃい箱舟のようなシングルセールのヨットで、この西風このうねりの中君たちは出て行くのだなあ。引率するスパルタおっさんのしごきもあろうけど。おじさんビックリだ

 

港では各艇が思い思いに新春のポンツーンライフを楽しんでいる。各艇のクルー同士が「おめでとうございます」を交わし、杯をかさね、響く笑い声。寒風の中でも暖かい、いい光景である。

“えるそろ”でも、ワイン・ビール・鏡月と酒がすすんだ。船をかたずけて、葉山港湾食堂で食事の席に着いたときには風海庵はもう出来上がっていたらしい。生ビール飲んで冷酒を空けているうちに寝ちまった。

お勘定のとき、店の看板娘Mhoから「寝てたジャン頭に寝ぐせついてるよよいお年を。」って言われちゃった。店のテーブルで弟と宿題をやっていた小学生も、今年高校を卒業するんだと。どうするの?て聞いたら、このままこの店で働くよ...ようは家業を継ぐらしい。ばあちゃんも父ちゃんも母ちゃんも、そりゃあ安心だわなぁ~。祈願家運長久商売繁盛

 

  もうすぐどんと焼きだ。おじいちゃんと孫と...良き姿

 

帰りがけにちょっと遠回り。1700前、酔い覚ましに田園調布の隠れ家によったらshiraishiさんがいた。昨年地元で奥様としていただいた歓待を改めて御礼。カウンターには星座の本。最近は星空なんかを眺めてるらしい。春のセーリングにご招待することにしました。風海庵はコーヒー1で帰宅の途についた。

 

2011年帆掛け始め。つつがなく終了でございます

で、来週も土曜日からまた東京出張です。京の山のトレラン始めはいつ。なーにやってんだ俺? 。

 

 



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