蒼空を翔けた祖父の魂は．．．『永遠のゼロ』を読む。

永遠の0 (講談社文庫) 百田 尚樹 講談社 この作品に題名をつけるとき、さぞや作者は迷ったんじゃないかと、風海庵は勝手に思っている。作品の中身とマッチしているような、いないような。かといってどう、ネーミングすれば良いのか？案はない。もし、坂井三郎氏が存命で、この作品を読まれたら．．．是非感想をお訊きしたい。あの大戦を生き残った人々に囲まれ育った風 . . . 本文を読む

ゼロ年代SFベスト１なんだけど．．．。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 伊藤 計劃 早川書房 この人はもうこの世にいないのである。2009年の3月に34歳で逝ってしまった。必ずや一時代を築くといわれた才能であった。本書はその人のデビュー作で、2007年SFベスト1だった。読まなくちゃいかんと思って3年以上。やっと読みました。認めますよ。この人の才能を。第2作で賞をとりまくった「ハーモニー . . . 本文を読む