ウィング日和、投球練習おじさん

雨が上がって昼近くなってから散歩、北の強風。昨日は一日雨しとしとだったけど。

風の週末はウィング日和、4人ぐらい集まってる。ボードをひっくり返して調整してる人、今日は初のやつなんです、と。底にはグライダーみたいな形の器具がついてる。ほかの人のを見たら、羽の角度とかそれぞれ違ってる。

準備終えた順に海に出てゆく。いい風、おー！浮いた！

これがたまらなく快感らしい。

西の方に浜を歩いてると、遠くに見たことのある姿が。投球練習おじさんだ！もう一年以上会っていない。ボール投げてる。手を振ると向こうも手を振って答える。

「元気やった？」「それが元気じゃないて。もう、足やら腰やら痛うして、夜寝られんと。」「あらら。」「足もこう、よろよろして。家におってもテレビは面白ないし、少ーし認知の入っとるて。」「野球は？やめた？」「やめた。将棋もねえ、行くまでが。集中もできん。頭のぼーとしてさ。」後から相方も来て、「やめても野球見に行ったほうがいいでしょう？」「お医者さんは何て？」「ジーとしとったらいかん、しゃべったほうがよかて。言わすばって、話すこともなか。」「息子さんとかは？電話でも。」「しゃべるともねえ。」お腹いっぱいなるほど薬を処方され、食欲も無くて、と。計画たてて、何曜日は将棋、とか、歩く、とか決めてローテーションしたら少しずつ動けるごとなるでしょ、電話も親子割はタダだからどんどん何でもいいからしゃべったらいいよといろいろ提案して。「外国も行っとらんだろ？」「コロナで全然。また行けるごとなったら、みやげ話するから、元気にしとらな。」車の運転ももうやめるし、よかった、あんたたちに会うて、元気の出た、と。冗談話好きのおじさん、元気を取り戻してくれるといいな。