この台風はすごかったねえ。昨日は交通機関全滅、仕事上のトラブルあったみたいで何度も電話があり、相方はJRが動き次第出勤するつもりだったけど、午後になっても一向に動かない。
庭の様子を眺め、ご近所さんのマンションの出しっぱなしサンシェードが風で外れて垂れ下がってるのや、商店二階の下ろしっぱなしテントがバシュッと外れる瞬間を目撃したり。
思えば、出勤できないほどの台風は今までなかったなあ。何時間か遅れても電車は動いてたから、家で台風見物するのは初めてかも？
ワタシは昔っから台風が来るとワクワク♪通常でない風と雨と音と、思いもよらない外部のアクシデントとか、ちょっと恐いけど面白いんだよね。
今朝、福岡の母に電話したら、「面白かったわよお。前のビルが見えないぐらい雨が降って。風がすごくて。だって、○○（一軒家の実家）は周り建物で囲まれてて何にも見えないんだもん。ここはよおく見えるの。友達に面白いから起きて見なさいよって教えたのに、そんなの、ってベッドにもぐって寝てるのよ。はしゃいでるのは私だけだったわ。」血筋だあ～。
東京の祖父は気象庁の人で、台風の時に当時珍しい鉄筋の自宅の３階の屋上に子供の母を連れて上がって、強風の吹きすさぶ中、風速計を手で持って「ほーら、これが風速２０ｍの風だ。体で覚えなさい。」と叫んだって。母は飛ばされないように父親の腰にしっかりしがみついてたって。すごい教育だね。で、２階の窓から、電線が切れて垂れ下がってるのを見つけて、道行く人に「感電するから近寄るな！危ないってんだ！」といちいち怒鳴ってたと言う。やっぱりおじいさんの血かしらね、と言うので、長姉も実は私、台風好きなんだけど、と白状してた、と言うと、あー、やっぱり孫にまで遺伝したのねえ、と。ほかの姉妹弟に確かめたことはないけど。
で、昨日は３時半ごろJRが動くと聞いて相方が出勤して行ったけど、３０分ぐらいして戻ってきた。線路に倒木があったって、いつ動くかわからんからあきらめた、とのこと。台風には勝てないね。
写真は今朝の浜辺。台風で打ち上げられた浮きやボールが集められた中から、このおじさんが大きなプラスチックの浮きを拾ってボウリングのように転がしてやってたけど、わんこには手に余る大きさだったのか、興味を示さず、バスケットボールを見つけて走り寄ってワンワン吠える。おじさん、それを投げると、大喜びで追っかけ始めた。あげくにバリバリかじってみたり、やっぱり獲物のつもりなのかな？
ヒトデと珍しく海草にしがみついてた小さなクモヒトデ。クモくんは持って帰ってきた。
流木にシギ。
