もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

フライパンを育てる

2021-07-23 09:08:57 | お料理
「昨日ご飯を多く炊いたとき水加減を間違えて固くなったねん。」
と、奥さんがそういうので、それならばと…

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夕飯はチャーハン!

そう、多少固めのご飯でも、
いや、むしろそうなる方が美味しくできるのがこのチャーハン。

てなわけで、大活躍したのはこのフライパンというか中華鍋。

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いい感じで黒光りしてるでしょう?

使い始めてかれこれ30年近くになりますが、
こうなると炒め物をしても引っ付かないしl焦げ付かない。
むろん、昨今のテフロン加工のものならそういう心配はいらないのですが、
中華鍋や鉄フライパンはこびりつくし焦げやすいので、
まずは下準備と、毎回使用後のケアが必要。
多少面倒ですが、やはりチャーハンは中華鍋で作りたいので、
この状態をキープすべく、せっせと励んだ結果が今のこの状態。

で、この状態にすることを「フライパンを育てる」ともいい、
適度に育ったフライパンは、玉子などの焦げ付きやすい食材も、
するすると、滑るように調理でき、結果むらなくおいしく出来上がります。
これはよく「鉄が油を吸った状態」とも言いますが、
金属に油が浸透するはずもなく、実際は鉄の表面に頑丈な油の酸化被膜が密着した状態。
いわば油で全体をコーティングしているわけだから、そりゃ気持よく滑るはずだ。
(そして錆びない♪)
そしてこの油の被膜はかなり頑丈でスチールタワシでこすっても、そう簡単に剥がれない!

とはいうものの、毎回ガンガン火にかけるわけだからやがて酸化が進みはがれて落ちる。
そうなるとむき出しの鉄だから食材がこびりつくし錆もでる。
だからそうならないようにするのが、毎使用時ごとに行う簡単なお手入れ。
つまり、フライパンを育てるってこと。
*今流行りスキレットのシーズニングも同じ意味です。

具体的には次のような感じ。
①新品の場合
全体を洗剤と金属タワシでよく洗い、火にかけて空焼き。
キンキンになったら油を全体に回し入れ一旦捨てる。
フライパンから白煙が出てきたら一呼吸おいてから火を止め、油を拭き取り冷ます。
以上を5~10回ほど繰り返す。
②使用時
仕様前に洗剤で古い油を洗い落としてから使用。
調理前に油を多めに入れ、全体に馴染ませた裸不要な油は取り出してから調理。
③使用後
①の処理を一度してからしまいます。

なお、オタマも同様にして処理すると、同じくこびりつかず気持ちよく使用できます♪

ちなみにこの方法は、フライパンに限らず鉄製品には古くから用いられている方法で、
欧米ではアマニオイルを用いて200℃前後のオーブンで30分ほど焼いて処理などしております。
(ストーブの鉄製タンクの防錆にもこの方法が用いられたりします。)

なお、オイルの種類によりできるコーティングの頑丈さに差があり、
単体で被膜を作りやすい乾性油の方がそうではない不乾性油の方が頑丈にできます。
乾性油の代表はアマニオイルや、ベニバナ、ヒマワリ、エゴマ
不乾性油の方は、オリーブ、なたね
だからまあ、普通お家にあるのはごま油、サラダ油、オリーブオイルでしょうから、
とりあえずはサラダ油なら間違いないと思います。


てなわけで、手間暇かけて育てた鍋でのチャーハンは最高!
ビールとともにパクパクいっておりましたが、
途中でハタと手が止まる!

というのも…

DSCN5151.jpg
うん、ここいらでソースをぶっかけねば!

そう、どんなおいしいチャーハンでも、
やはり途中でウスターソースをかけたくなるのが、
大阪人の性(さが)なんですよね~♪

ソースはもちろん地元の地ソース

チャーハンのレシピはこちらを。
(=^^=)ゞ
コメント
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