彩賀の徒然なるままに…

徒然なるままに,種々様々な事を記す控帳(TB&Comenntは表紙1番目の記事をご参照を。)

【相棒】Case 07-03.「沈黙のカナリア」

2008-11-08 14:54:40 | 相棒シリーズ
今週の『相棒』(Season7)第3話「沈黙のカナリア」の感想記事です。

視聴し終わった後でサブタイトルの意味が認識できるのは,前回の「還流~悪意の不在」と同様ですが,今回のエピソードは,「炭鉱のカナリア」からの連想もあるので一捻りした印象を受けました。

所謂,「ワーキング・プア」を題材にしたエピソードと思いきや,一捻りも二捻りもした展開でアッと思わせるものだったです。
そこから「石炭産業の衰退」に展開するものとは思いもよらなかったので…。
当初は,容疑者が北海道出身と説明されたのが,ちょっと極端な話の流れになったと解釈しましたが,よくよく考えてみると,「視聴した後から考えて,納得するようなエピソード」にしたと改めて解釈しました。

石炭産業といえば,嘗て公共広告機構(なお,2009年度から「社会法人ACジャパン」に改名するとの事)のCF―端島(軍艦島)を思い浮かびますが,端島だけではなく石炭産業があった場所には大なり小なりの差があれども,端島の様な状況があったと思っております。

○公共広告機構CF「端島(軍艦島)」



別のBlogger様の感想記事を拝見したところ,今回の容疑者が北海道出身なので「北海道→夕張」という連想となっているんですね。
劇中にあった炭鉱のガス事故は「北炭夕張新炭鉱ガス突出事故」をモチーフにしているようですし…。

もう一つの隠れたテーマは,人が好意を以って行った行動が裏目に出てて最悪の結果になった―でしょうか。

政策秘書が過去に「良かれ」と思って行った事が,結果としてある家族の崩壊を招き,復讐者を生み出す結果になった。
また,政策秘書がその復讐者(過去に出会った人物と認識していた)に良かれと思って行った好意は,結果として「好意そのもの」を受け取られる事なく,悲劇的な結末になった―。

そんな感じでしょうか。

その政策秘書=被害者を演じたのが,洋画系の吹き替えで主役クラスを演じる事が多い磯部勉氏だったので,余計に台詞の説得力があり「行動に対して苦悩しながらも,”良かれ”と思っていた事が相手に通じなかった」という説得力を生んでいたのかもしれません。

このエピソードは根っからの悪人が誰もいないので,余計に悲劇を強調している感じを受けました。

前々回&前回が2時間スペシャル&その後編だった事もあり,少し小品的な印象があるものの,ゲスト出演者の演技で「悲劇」を描いた為か,実はよく見ると―好作品だったのかもしれませんね。


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