今週の『仮面ライダーカブト』第21話。
○登場ライダー&登場怪人(ワーム)
【ライダー】
- カブト(マスクドF&ライダーF)
- ザビー(マスクドF&ライダーF)
【ワーム】
- ワーム(蛹)・10体程度
- ブラキペルマワーム・オーランタム(蜘蛛がモチーフのワーム。オレンジ色)
- ブラキペルマワーム・ビリディス(蜘蛛がモチーフのワーム。黒&緑色)
○本題
前回の「怪盗騒動」や「神代がワームだった」事など,既に忘却の彼方になってしまいそうな感じの今回ですが―。
(だから1週間,置いたというわけでもないでしょう。)
5人目のライダーシステム=ガタックを中心に動いているのは言うまでもないんですが,やっぱりストーリー的に締まっている感じはしましたね。
前話までの某氏の脚本とそれを基にした演出は,インパクトや眼を引くものには確かに秀でていますが,そればかりだと持続しないし,ネタがそれまで見たことがあるものだと余計に「二番煎じ」「同じネタしかできない」と疑問の声が上がるのも無理はないか―と思うんですが…。
ヤッパリ,もうかれこれ7年目に入った,平成仮面ライダーシリーズには,某氏の脚本以外にシフトしていっているのは仕方がないのかもしれませんね。
では好例の「このBlogでの『カブト』登場キャラの呼称を記述する」。
- 天道:トオフ
- 加賀美:啓太郎3号
- ひより:僕っ娘
- 影山:蜂3号
- 神代:レヴォ
見所は―。
- 扱い難いガタックゼクター
しかし,何でZECTは揃いも揃ってなんで扱い難いゼクターを作るんだろうか―と思ってしまいそうな,ガタックゼクターの暴れっぷり。
(制御してしまうと高性能を発揮しない―という可能性もあるし…。ひょっとして『メビウス』のメテオールみたいに,禁断の技術を使っているって事もありうるしなぁ…。)
鍬形モチーフなので,挟み込んで傷をつける以外,突撃したりなど結構(昆虫モチーフとしては)獰猛過ぎるし…。
ひょっとして,無我の境地にならなければ適応者と見なされない―というのが資格の条件だったりしたら,まさにG3-Xですね…。 - 負傷者続出
そのため,候補者を次から次へと病院送りにしている(見たところでは,(致死を含む)死亡者はいない模様)上に,田所も病院送りになっていることが判るんですが―。
ゼクトルーパー姿(顔出し)の田所って今回が初めてなんで,一瞬,誰だろう…と思った位に判りにくかったです。
そこまでの犠牲者を出しながら,執拗に正装着員を選ばなければいけない理由は一体なにか―?
三島が「ガタックは”マスクドライダー計画の要”」という所に何かヒントがありそうですが―。
そんな三島に対して,加賀美父は「アブラハムが信仰の為に息子を人身御供にした」事例を引用した意見を説く。
その真意は,自分の息子(=啓太郎3号)を人身御供に挙げる―ということになりますが,よく認可したものですなぁ…。
啓太郎3号がザビーシステムの対応者だった経験を生かしたものもあるんでしょうが,情に捕らわれない加賀美父の非情さが初めて出た…という感じですね。 - 封鎖空域
その啓太郎3号は,岬と共に封鎖空域となっているとある工場の監視を―。
田所が入院した事を受けて岬が現場を離れたあと―単独行動を行う啓太郎3号(命令無視は彼の定番ですしね…)。
そこはワームが巣食う一帯として既に閉鎖が決定した場所というのが後になってわかるんですが(その為に蜂3号率いる,シャドウが監視を行っている),啓太郎3号が(おそらく岬もそうでしょうが)知らなかったという事は,田所が負傷し入院した事での指揮系統が乱れた―というのに問題がありそうです。
ZECTって本当に「組織」なのか疑いたくなるくらい,「横の繋がりが思いっきり希薄」な組織なんですが,良くそんなんで持続できているなぁ…とふと疑問。
そんな空域で,啓太郎3号が一人隠れている子供のことを知ったから,さぁ大変。
啓太郎3号は確かに「やれば出来る子」なんでしょうが,こういう燃えるシークエンスがあって,初めて存在意義があるキャラは確かにいいものかもしれません。
が,無茶と無謀は紙一重なんですけれどもねぇ…。 - お誕生日会
一方,レヴォは前回「ワームになって女性を襲った」事など全く覚えていなかったのか,自分の誕生日に半分喜び半分悲しんでいます。
この時のじいやとの会話のシーンで,あまり人との交流が希薄なレヴォというのがなんとなく察せられるのですが,あの性格だと仕方がないのかもしれませんなぁ…。
気分転換を兼ねて外出したところ,匂いに誘われていってみたのが「Bistro la Salle」。
一方,その「Bistro la Salle」では―。
レヴォが到着する少し前に,トオフが定例の「賄い,喰わせろ!」をしようと店に入ったところ,腕を組みながら座っている僕っ娘から
”手伝ってと店長からいわれた”
と話すんですが―良くそんな経営で店が持ちますなぁ…。
未成年―しかもアルバイトを1人だけにするなんて…,いくら顔見知りでも,よく頼めるなぁ…(今更ながらかもしれませんが,ご都合主義もちょっとなぁ…と萎えてしまいそう―)。
そんな事で,トオフとレヴォが出くわしたから,何かあるのか―と思っていたら,
レヴォは誕生日と食事に気を良くしたのか,超ご機嫌
になっていました…(微笑)。
判りやすいなぁ…。
そんなか,じいやの調理した料理を味見したトオフは,どうやらその味覚に覚えがあったようで―。
引っ張りますなぁ…,実は「生き別れになっていたお爺さん」だったら笑うぞ。 - まるでメフィスト・フェレス的
田所がガタックゼクターの装着実験に失敗し,入院している所へ出向いた啓太郎3号。
田所と岬は閉鎖区間の工場にただ一人いる人間はまず確立からして低いものと判断し,彼を待っている子供はワームだと判断する。
―が,啓太郎3号は納得せず,一人行動を移す事に。
そんな最中,関係者として啓太郎3号と出会った三島は,言葉巧みにガタックシステムの事を彼に告げる―。
ってちょっとまて。
三島って,啓太郎3号と面識はなかったのか?
この辺は記憶があやふやな上に,見ていないエピソードになるんだが,啓太郎3号は,ザビゼクターの正式適応者に選ばれた時に,一応シャドウの隊長になったことがあるんだが,その時にトオフ=カブト抹殺の指令を与えたのは…。
確か,三島だったよね?
面識はなくても一度っきりだったから,声も―覚えていないのか…。
とはいうものの,ガタックゼクターの存在を知った啓太郎3号は,岬の制止を振り切り,実験室へ向かい変身を試みるも―。
その後は,省略(笑)。 - エンディング
いつもなら,トオフと啓太郎3号(及び,僕っ娘)のコントになるんですが,今回は何故か,三島が単独出演。
三島流にいえば,
”来週はわがZECTの総力を結集したガタックが,いよいよ登場だ! 応援,よろしくね(は~と)。”
という主旨のコメントをしておりました(微笑)。
ヤッパリ,ハートを掴むのはまず子供から…ってことでよろしいか。
次回の『カブト』はいよいよガタックが正式に稼動します。
ガタックゼクターに選ばれるのは,果たして誰なのか?
(雑誌上でネタバレしている―と噂のある,”あの人”か?)
―という事で,また来週。
さて某BBSと重複してしまうネタはここらで終了。
加賀美くんに思い入れが深いわたしとしては、彼の「空回り」なとこも好きなんです。
たとえあの少年がワームであったとしても助けにいかずにいられない。そのためには危険なガタックゼクターにチャレンジする。(ワームに擬態もされちゃうし。でも表情ですぐわかっちゃうね)
でもね。
その前に理由はわけるけど、ザビーの資格者を放棄しなかったらよかったのにね~。そんでICUなんだも~ん。
ひよりの「何気に食い逃げなんだけど」ウケました。
そういえば,カブトゼクターとザビーゼクターのタイマン勝負(第8話)なんてのもありましたなぁ…(しみじみ)。
相手を敵と認識したら,矢鱈と攻撃したがるんですよ…各ゼクターって。
ガタックゼクターも,やっぱり「いてもうたれぇー!」って,やっちゃうかもしれません。
(相手がワームか,天道なのかは判りませんが…。)
加賀美は…,当方もヤッパリ好きなんですよ。
なんだかんだと書いてはいても,”主役”らしいんですよね,彼って。
(逆に天道の場合は,昔でいえば”ニヒルなライバルキャラ”なんですが,それが逆転しているのが今風であるけれども,主役になって新鮮か―といわれると,ちょっと微妙ですしね…。)
>ひよりの「何気に食い逃げなんだけど」ウケました。
これ,何気に天道と同じ事をしているんですよね。
尤も,彼のほうは「賄いもの」なんですが,普段自分がやっているもんだから,いわなかったんでしょうかね…。
どっちもどっちなんですけれども(微笑)。