Luna's “ Life Is Beautiful ”

その時々を生きるのに必死だった。で、ふと気がついたら、世の中が変わっていた。何が起こっていたのか、記録しておこう。

心配は人生最大の敵です(1)

2005年09月06日 | 一般
お堅い話ばっかじゃ、疲れるでしょうから、柔らかい話もします。以下は「なりたい自分になる教科書」、石井希尚さんの著書からの引用です。

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【心を不安でいっぱいにする魔力に負けない】




もしあなたが、人生をしあわせで満たそうと思うのなら、「心配」という敵と闘う術を身につける必要があります。「心配」ほど人生を台なしにする力を持っているものは他にありません。「心配」は実るはずのものさえ、つぼみになる前に腐らせてしまう害虫のような存在なのです。人がつぶれてゆくとき、それはその人が心配や怖れに支配されてしまったときです。

しかし、人の心が「平安」で満たされているなら、その人はどんな問題も試練も乗り越えられるのです。問題や試練が人を押し潰すのではありません。問題や試練を前に心配してすくんでしまうことが人を押し潰すのです。人生にとって最大の問題は、人の心から「平安」が取り去られるということなのです。「心配」こそが人の心を不安でいっぱいにする敵なのです。不安でいっぱいになった心は、本来備わっている、「乗り越えさせる」力を萎えさせてしまうからです。

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結婚カウンセリングを受けに来たカップルのケースです。

女性のほうの表情からは、明らかに心配ごとを抱えていることがわかりました。不安な気持ちを打ち明ける必要があると思われたので、わたしはこう尋ねました。
「いま、心配していることがありますね。それは何ですか?」

すると彼女はこう言うではありませんか。
「あの…、彼ってすごくやさしいんですけど、でも、やさしすぎるから…。子どもが高校生とかになって、非行とか、悪いほうに言っちゃったとき、ちゃんと叱ってくれるかなあ~って…」

わたしはあっけにとられてこう答えました。
「それって、最短でもいまから16年後のことですよね!?」

「はあ…」

ふたりはまだ結婚もしていないし、子どももできていません。しかし彼女はとんでもない先のことをいまから心配しているのです。16年もあれば、どんな未熟な男性でも「父親」としてのイロハを学ぶには十分です。きっといまよりも成熟した男性になっているに違いないでしょう。しかし彼女はいま現在の彼を見て、16年後に「強い父親」になっている姿が想像できないから、心配だというのです。

それにしても、いまから16年も先のことの心配が原因で、結婚に二の足を踏まれたのでは、彼としてもたまったものじゃありません。このときは、彼女もいっしょに大笑いして終わったのですが、ここに心配の性質がよく現れています。

心配は時間を越えるとうことです。一度心配しはじめたら、それがたとえ16年後のことであろうと過去のことであろうと、関係なくなるのです。まるでそれがいま起こっているかのように感じられるのです。そしていつの間にか心を蝕んでいくのです。それが「心配」というものの性質です。

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【心配しない、と決めることが第一歩】




わたしは(著者)あなたに言いたいのです。心配してもいいことはなにもない。心配しないほうがいい。なぜなら心配はあなたの願っている結果をもたらすものではなく、むしろその逆だからです。

心配したら、あなたの問題は解決するでしょうか? いえ、心配しても問題は解決しません。解決するどころか、余分な問題を背負い込むことになるのです。あなたは精神的にも肉体的にも病んでいくだけです。この事実に今すぐに気づくべきなのです。

末期がんを宣告されていながら自然治癒してゆく人、というのは事実います。そういう人は精神的に安定した人で、心配や不安に心が支配されない人に多いといいます。

「免疫療法を研究する流れの中では、心の持ち方を穏やかで豊かな方向に導く心理カウンセリングが、医学的な数値として免疫力を高めることさえ確かめられています。(お腹から笑うことはもっと免疫力を高めるそうです) / (「AHCCならガンとここまで戦える / 北廣美・山田義帰・著」)」

心配や不安、思い煩い、あるいはストレスなど、精神的な要因が人の持つ免疫力を低下させ、逆に、心配や不安から解放されている穏やかな心が免疫力を高める、ということが免疫力を高める、ということが医学的に立証されています。心配は「身体を蝕む敵」でさえあるのです。百害あって一利なし、これこそ心配の正体なのです。

心配は人類の敵です。何も良い結果を生みだすことはありません。ですから、心配を考え続けないほうがいいのです。これほど単純でわかりやすい「真理」はほかにありません。
コメント (1)
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