PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

PSW国際委員会、起動!

2010年09月06日 10時13分11秒 | PSWのお仕事

日本精神保健福祉士協会の国際委員会が、先週土曜日(4日)、動き始めました。
まだ、これから委員を補充していって、陣容を整えていかねばなりませんが。
前任の木村真理子さんから、今年度、僕が国際委員長を引き継ぐことになりました。

たしか6月の上旬、協会常務理事の木太直人さんから電話がかかってきて…。
国際委員会の委員長就任を、要請されました。
沖縄総会の開催間際、まだそこだけ委員長が空席で、決まってなかったようです。
業務指針作成委員長を終えて、暇なんじゃないか、と思われたんでしょうかね?(笑)

最初、さすがに断りました。
自分が国際委員長という器でないことは、僕自身が一番良くわかっているからです。
日本国内の現場で、ちまちまと、現場の仕事をしてきただけのPSWです。
何も国際関係の実績なんかありませんし、ミスキャストだと思いました。

前任の国際委員長である木村真理子さん(日本女子大学教授)は、全然違います。
彼女とは10年前に、いわゆる「ルコント・レポート」を一緒に監訳させて頂きましたが。
(『精神保健福祉』第50号及び『リハビリテーション研究』第111~112号に掲載)
海外渡航歴も豊富で、アジアをはじめ、海外のソーシャルワーク事情にも詳しい方ですし。
英語が堪能で、通訳もできて、今や日本のPSWを代表して海外にも発信しておられます。
その木村さんが、日本をしばらく離れることになったので、後任に、と言われても…(汗)

何よりも、僕は英語が出来ません(爆)
何か他の外国語ができればいいのですが、日本語しか知りません。
海外の方と話せと言われても、通訳がいなければ、ちんぷんかんぷんです。
ルコントさんが来たときも、僕は木村さんの横でふんふんと聞いているだけでした。
そんな国際委員長では、PSW協会の品位にもかかわります。

ついでにカミングアウトしてしまうと、僕は外国に行ったことがありません(恥)
今や誰もが当たり前に出かけている、海外旅行ということをしたことがないのです。
海外(海の外)で行ったことのあるのは、沖縄本島と八丈島だけです(笑)
住宅ローンやら子どもの教育費やら、海外旅行に行く余裕なんてありませんでしたし。
あれこれ仕事を抱えていると、まとまった休みを取ることなんかできませんでしたしね。

パスポートを持っていない国際委員長なんて、おかしいと思いませんか?
僕が言うのも、なんですが…。
まぁ、パスポート自体は、その気になればいつでも取れますけど。
海外に行ったことのない国際委員長なんて、ふつう考えて、あり得ないですよね?

そんなこんなで、木太さんには「無茶だ」ということを、さんざん言いました。
木太さんからは「困ったときの龍龍さん頼み…!」とか、おだて上げられ…。
「当面の課題は来年日本で開催のAPC21運営なので、英語出来なくても大丈夫」
とか言われて、日本語でいいなら大丈夫かな?とか、その気にさせられてしまい…。
結局、口説き落とされたような感じですかね。

そんな軽率な、国際委員長です。
まるで権威のない、国際委員長です。
外国語がまるで話せない、国際委員長です。
なんとも頼りない、申し訳ないような国際委員長です。

でも、とりあえず就任した以上は、自分のミッションは果たしたいと思います。
来年7月に日本で行われるAPC21に向けて、微力を注ぎたいと思います。

日本PSW協会の皆さん、どうか、ご協力をお願いします。
社会福祉専門職協議会の各団体の皆さん、どうぞ、お付き合いお願いします。
そして、APC21組織委員会の関係団体の皆さん、どうぞ、よろしくお願いします。

あらら?もう午前3時半です。
ブログには、明日、学校に行ってからアップします。

※APC21(あぱっく21?)については、ホームページをご覧下さい。
Japaneseを押すと、日本語版の案内が出て来ます。
21th Asia Pacific Social Work Conference (第21回アジア太平洋ソーシャルワーク会議)
→http://www.apswc2011.org/