ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

ええ日

2007年12月08日 22時55分05秒 | 
今日、大久保小学校の善元先生が来て話をしました。本気で取り組んでる先生はすごい。また、子どもと本当に真剣勝負の関係性が作れているんだな、すごいなとただただ驚がく。

「やれることからやる。でも、それは適当なことじゃなくって本当に一生懸命勉強もするし準備もする。偶然は偶然じゃなくって、偶然が生じるように本当に一生懸命準備もする」...話を聞く前にこの言葉を聞いたら、「ふ~ん」って思ったと思うけど。数々の出会いの話を聞いた上で出てきた言葉は本当に重みがありました。まだまだ珠玉の言葉がいっぱいあったんだけど。

本気の人と出会うと、いっぱいいっぱい刺激受ける。ええ日でした。
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母語・日本語

2007年12月08日 22時41分06秒 | 
この6月に来日した子。日本語は全然できない。年齢的には中学生だったんだけど、大変だろうということで小学校6年に入って。そのへん、やっぱりプライドもあるし、もとから大人しいのもあってか、うまくクラスになじめないらしい。学校の先生もがんばってくれてはいるみたいなんだけど、その子の母語が分からないので、英語で話しかける始末(その子は英語は全然だめ)。

ボランティアに来てるときに、ある日、日本語ではなく英語を勉強したいって言ったらしい。周りの子とコミュニケーションが取れないのはもちろん、先生とコミュニケーションが取れないから。どこともうまく関係が作れていない。親も両親共働き、また家族関係が複雑で。一人で過ごす時間が長い。

ある日、ぽつりと言ったこと。「ぼく、どんどん(母語)を忘れてく。でも、日本語全然上手にならない。ぼくは将来、ジェスチャーでコミュニケーションしないといけないのかな」って。

待ったなしの状況。きっと、こんな子が日本にたくさんいるんやろうな。
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