亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

アナフィラキシーの原因は暑さとか!?

2016-08-31 | 呼吸器(喘息?)
アナフィラキシーの騒動から週が明けて、さてさて、どうしたものかと。

多分、大丈夫と思いながら、うっかりまた起きて窒息してしまうと困るし、そこまでいかなくとても、またあの大騒ぎが起きると面倒です。

思い返すと前の週にも明け方に下唇が腫れる血管浮腫がありました。2時間くらいで終わったけど。
5月には出先のオープンカフェの日陰で書き物をしていて、ひとしきり呼吸が苦しかったこともあったし、半年前にも1年前にも、出先で息が苦しかったことがありました。コーヒーくらいしか飲んでいないので食べ物っぽくはなさそうです。
そのときも、気になって近くの病院でView39という広範囲のアレルギー検査をしてもらっていたのでした。念のため、マンゴーや小麦のような食物アレルギーか、オープンカフェだけに鳩のフンあたりを予想したのですが、ハウスダストや杉に多少の反応があるくらいで、ほとんど見当たりませんでした。

いつもの先生にご相談すると、それは膠原病の症状でないよね…と、アレルギーのクリニックを紹介してくれました。

電話でお願いして、翌日出かけたのですが、朝9時に受付したら、12時頃にもうすぐです、と呼ばれて、実際に先生にお会いできたのは3時。呼吸の検査をして、もう一度、先生にお会いして病院を出たら4時半でした。クリニックなのに1日仕事です。
ただ、待つだけあって、ゆっくり問診してくれました。

まずは、アナフィラキシーの原因になるのは食物アレルギーなのですが、アレルギーの反応もないし、食事から発生まで時間がかかりすぎています。前日の食事内容もいつもと変わらないので関係ないだろうと先生はおっしゃっていました。
疲れていたところに暑さが重なって、反応したんじゃないかとのことでした。え、それだけで死にそうになるんですね!?

このところの血液検査やアレルギーの結果をお見せしたら、「甲状腺の値はもっと下げなきゃ。」なんておっしゃっていて、「不応症で」と言っても、「上手に落とすもんだよ、こんなのは~」とキッパリおっしゃっていました。いや、何年もプロパジールもメルカゾールも飲みましたから。
専門外のことを断言したり、他のドクターとの信頼を壊すような発言をする先生は、ちょっと信用できません…。

じんましんとお腹がゆるかった件は「まあ、いいとして」で終わり、呼吸の検査になりました。どうやらこの先生の得意分野は喘息でしょうか…。

すぐに呼吸の検査をしました。
機械をくわえて、ふー!と頑張って息をする検査です。久しぶりにしました。以前にやったときには、ついてくれた方がすごく体育会系でクラクラするくらいで、単純だけど数えきれないほどやった検査でもっとも苦手な検査のひとつでした。でも、今回はすごくソフトな感じでした。
その影響があるのかないのか、肺活量は問題ないものの、ピークの勢いがよくない結果でした。特にv25という値は同世代の平均の半分です。

それから、β刺激剤をスプレーされて、15分後に再検査。甲状腺ホルモン不応症の関係で、脈が早くなって、気持ち悪かったのですが、頑張って吹いたら、値が改善。

その結果から、どうやら、細かい気管支が炎症を起こしている細気管支炎だろうというお話でした。

しばらく、気管支の炎症をとって、気管を広げるために、スプレーのフルティフォームを吸入してみなさいということになりました。ステロイドと気管を拡げるβ刺激剤を合わせてスプレーでシュッと吸うお薬。朝晩に吸入を2回ずつ。
β刺激剤には検査でもドキドキしたので、その話はしたのですが、先生は脈も取らずに「大丈夫、大丈夫!」とキッパリ。

「ふつうは」というのと違うことが起きる稀少病のことは、完全にスルーの模様です。

β刺激剤は、気管を拡げるけれど、心臓もドキドキさせます。心臓のドキドキのためにはワソランというお薬を使うようにしていますが、手の振戦では、β刺激剤の逆で、βブロッカー(阻害剤)のテノーミンを飲みんでいます。
テノーミンは、比較的気管を狭くする作用は少ないと言われていますが、24時間くらい効果が続いたりするので、問診票に重ねて、テノーミンは?と聞いたら、え、飲んでるの?という反応で、「それはやだなぁ」とのこと。そうですね、嫌ですね。

ドキドキしてもかまわないから、フルティフォームを2週間くらいはつづけなさい、とのこと。どうしてもイヤだったら、1回ずつでも、とのこと。

加えて、抗ヒスタミン剤のザイザルは朝夕に1錠ずつ。鼻炎には寝る前に1錠という処方が多いけれど、皮膚の症状のでは1日2錠はよくあることらしいです。
それから、抗ロイコトリエン薬のキプレスが加わりました。これは、鼻炎にも効くけど、気管にも効くお薬。同じアレルギーのお薬でも、皮膚と鼻が得意な抗ヒスタミン剤とは違うみたいです。風邪で処方されるオノンもこの仲間です。

そして苦しいときは、ステロイドのプレドニン10-15mg、ザイザルとガスターを飲む、ということで。

そんなわけで、肝心のアナフィラキシーは、疲労と暑さを避けてください、というので終了。
…だから、この数ヶ月、易疲労が解決しなくて困っているんですって。夏に暑さを避けるというのもね。寒いとレイノーが出るし。
とにかく息が苦しいのを何とかするところなので特化するようです。

あとは先生は指摘されなかったものの、スギ花粉症の人が交叉反応という口腔アレルギーを起こしやすいらしいトマトを念のためしばらく避けておこうかしら。アナフィラキシーの前日にトマトを入れた気もするし、夏バテで胃腸が弱っているときだから反応が遅い可能性もあるのかも。どうなることやら?

きっと喘息の患者さんには、頼りになるいい先生なんだろうな、と想像しながら、自分がひどいことにならないで治療し続けられるか、ちょっと自信がないスタートでした。


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