夕日を見て、何故か能登を思い出します

　太陽は、西に沈むのですネェ・・・

　何を当たり前の事言っちゃって。
　つまりですね、太平洋側に越して来てみると日は陸地側に沈むんです。石川県には、たった２年半しか住んでいなかったのに「海に沈む太陽」が身に染み付いていたようで、はっとしました。

　金沢市近隣のアパートから能登半島の突端まで、行って帰ってくると３５０Ｋｍぐらいでした。半島の中程までは有料道路が整備されていましたし、その先は進めば進むほど信号機も交通量も少なくなりますので、遅く起きた休みの日でも気軽に「能登半島ツーリング」を楽しむことができました。

　夕方、帰り道。海岸沿いのルートをとれば必ずどこかで海に沈む夕日を眺めることができます。もっとも大抵は水平線近くに雲が掛かり、完璧な日没を見ることは無かったのですが・・・

　そうしてみると、沖縄・石垣島で撮った「水平線に沈む丸い太陽」は、奇跡の１枚！　ビギナーズラックでした。（南の島の方が水平線近くに掛かる雲は少ないのかな？）

　それはともかく、能登半島で撮った写真を見返してみると、海辺の景色が多いことに改めて気付きます。
　う～ん。
　冬の夜中、耳を劈く雷鳴に叩き起こされたことが何度もありましたが、春から秋にはツーリング日和も多く能登半島をあちこち走り回ったものです・・・　海鮮も美味しかったし、なんかのんびりできたし、あそこはあそこで、まぁ良かったのかなぁ～～～　なんてことをふと思ったりします。

　傾いていく日の光を横目に、海辺の道から砂浜に入りバイクを降りて、ゆっくりと水平線に落ちる太陽をのんびり眺める・・・　そんな走りはもうできないのかな？　なんて思い、遠くの山並みに隠れる夕日を見ながら、ちょっと寂しくなってしまいます。


※下記のホームページには「石垣島の夕日」（壁紙のページ）や能登半島の写真も掲載しています。どうぞご覧ください。
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