森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

HD生まれて50年、ウイルス生まれて20年

2006年05月08日 22時09分59秒 | Weblog
今年は、ハードディスクが生まれて50年の節目の年です。「遅い、うるさい、潰れやすい、その他諸々」と言われ続けて50年ですが、いまだデータ蓄積媒体の花形です。かなり半導体メモリにその地位を脅かされていますが、容量がそれにも増して贅沢に使われるようになったために安泰な地位を守っているのでしょう。2GBのSDメモリが安価で手に入る時代です。ほんの10年前だったら、HDとしても十分な容量ですから。20年数前の学生のときなどは、アルバイトを重ねて、やっと20MBのHDを買えたのですが、今では... 

ところで、コンピュータウイルスも、今年は生まれて20年の成人式です。ウイルスの成人式を過ぎてから、Antinnyのように、より悪事を働くようになって手が付けれません。世界初のコンピュータウイルスは、どこで生まれたかと言うと、これが「パキスタン」なのです。ウイルスの歴史だけで、一つ本がかけるわけですが、初期のウイルスは、 ブレインとかミケランジェロというなかなか カッコ良い名前だったのですが、最近は「山田ウイルス」だとか「ぬるぽウイルス」だとか、少々、カッコ悪いです。確か、日本発のウイルスも80年代末には誕生していたのではないかと思いますが、日本で最初に話題になったウイルスは1992年に出た「???(名前忘れました)ウイルス」で、感染すると、エディタで作った文書の最後に  「ふ~じこちゃ~ん」 と付けられてしまうものです...それだけです。日本らしいです。

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