写真は都内のタワーマンションの内覧会で撮りました。写したところは、ベランダにあるエアコンの室外機の下部分です。このマンションはリビングだけエアコンが標準装備されています。
ご覧になって頂きたいのは、「防振ゴム2枚重ね」と書いてある矢印部分です。室外機の架台の下に、厚さ10㎜の防振ゴムが2枚重ねになっています。一般的には設置されていないので、これには感心しました。エアコンの室外機は、中で羽根が回転していますので、振動が出ます。この振動は、ベランダの床から家の中へと伝搬して行きます。
ベランダの床スラブと部屋の中のスラブ(フローリングを支えている鉄筋コンクリートの構造体)は一体ですから、室外機の振動は、騒音として固体伝搬し室内に入って行きます。エアコンの室外機の振動を防ぐため、この2枚重ねの防振ゴムを設置したわけです。マンションのモデルルームに行きましたら、細かいことですが、このような点も確認してみて下さい。設置されていない場合には、この防振ゴムはホームセンターで売ってますので、サイズに合わせカットすれば、防振対策になります。(94)